4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

Unlimitedな到達点

代々木、良い席だった~!

ひさびさに「良い」と思えた。

アリーナAの前列だったらチケットを見たときに「良い!」と思えるかもしれないけど、

今日のスタンド席は行ってみて初めて、「いい!」と思えた席。

ステージ寄りだったことと、1階の前のほうだったということもあるけど、

ステージ全体が見えて、

何よりもリダの頭からつま先まで全部が見えたことが「良席」。

ここのところの(というかリダがソロデビューしてからずっと)消化不良感というのが、

実はいつもリダの全体が見えないっていうことにあったのだと、

今日わかりました。

すごく遠かったり、アリーナでも半端に前だったりして、

いつも豆粒だったり、前の人のかげで半分見えなかったりとかしたのが、

今回はもうほんとに全身が見えて。

それに、久しぶりにアートマティックを連れてきていて、

Break Down、2度も!!踊った。

東京フォーラム3回、横浜パシフィコでも見たけど、

何しろ遠かったので、今回初めてBreak Down、堪能。

Let's Partyもいいんだけど、

Break Downのカッコよさにはかなわないかな。

1回目はLet Me Goとつなげてだったし。

この曲でステージの雰囲気ががらっと変わります。

近いのにステージの全貌が視界にはいるので、

リダだけじゃなく、バンドも一緒に全体を見るというのもなかなか新鮮でした。

リダが踊りだすと、どうしてもそこに視線が集中してしまうのだけど、

バンドのみなさんも終始激しい動きだわ。

「Unlimited」という今回のツアータイトル。

それも今日初めて、その意味をかみしめました。

このツアーって、いつ決まったのかわからないけど、

ドラマの中断もあって、行きがかり上的な様子も最初のほうにはあったはず。

「限界なし」というよりは、最初にレベルの到達点をきめられなかった、

というところがあったんじゃないか。

今日の代々木をみれば、さいたまアリーナのは私としては記憶から抹殺してもいいかも。

あれから2ヶ月弱で、ツアーをやりながら、

今できる最大限を今日の代々木では見せたんじゃないかな。

とても12,000人一人一人と意思の疎通ができるとは思わないけど、

今日私たちが感じたこと、リダもきっと感じていたと思うし、

リダがよくここまで来たと思っていたとしたら、それは私たちも感じられたこと。

「見たかったリダ」を全部見せてくれたし、全部見た、と思う。

「このツアーで一番たくさんのファンのみなさん」とリダはいったけれど、

たぶんそれは会場の隅までグリーンのペンライトがいっぱいだったせいで、

20,000人のさいたまスーパーアリーナの後方が空いているのよりは、

12,000人の代々木が満席のほうが達成感があるかも。

そして20,000人の会場のあとに2,000人規模に気持ちを切り替えるのも、

大変なんじゃないかと思う。

やるべきこと、みせるもの、見せ方がみんな違うはずだし。

そしてその先に、異文化の南米や、他のアーティストたちとの幕張の舞台もあり、

今日の代々木まで、

まさに限界をみずからきめていたら、とても到達しえなかったこと。

今日は2時間半。

満足度は時間ではかるものでも、曲数ではかるものでもないけど、

今日は密度濃く、たっぷり感のあるリダ。

いろいろなものを結集させて、昇華した感があります。

全体的に男っぽい。

来日の時の画像でみていたより、短髪はずっとワイルドな短髪だったし、

髪型がそうだからというわけじゃなくて、

むしろ今のリダの雰囲気に髪型を合わせたように思える。

かわいいなら、かわいいだけ。

ワイルドならワイルドなだけでつくるほうが切り替えが楽だと思うけど、

(ジョンミンとROMEOみたいに)

あえて、両方同時を選択していったリダ。

最後に会場全体を見つめる顔がスクリーンにアップに映しだされて、

その眼に達成感が表れていました。

そして今日はいつになく、ファンへの感謝の言葉、

一生懸命生きていきますという宣言、

一緒に行きましょうという、自分になのかファンになのかよくわからない激励が、

多かったように思う。

根本さん(だったと思うけど)の通訳のせいか、

いつもより丁寧に、繰り返し、ファンへのメッセージを残したと思う。

わたくし的には、久しぶりの「Please be nice to me」もかなりきました。

たぶんナマでは「ほほえみプロジェクト」以来?

これまではちょっと少年の面影を残しながら踊っていたので、

なんか妙に甘えて未練がましく甘酸っぱい感じがしていたのだけれど、

男っぽく大人になって、別の男のところへ行く女に対して、

すがりつくような感じはなくてむしろ潔いというか。

ラップが入ったせいもあるかな。

Lucky Guyのおまけにつくダンスステップもひさびさに見られて、

それも以前の軽やかさよりは、勇ましさみたいなところが随所に見えました。

飛び上がるステップのところがね。

前は羽が生えたように飛んでいたけど、

今日は力強く蹴ったと見えました。