リダのツアーが広島で幕を閉じた。
ラストが2000人規模の会場というのが何ともさみしい。
すべてがスタンディングのライブ会場規模ならともかく、
間にアリーナ規模の会場を入れていたんだから、
最後だって1万人クラスの会場でもいいだろうに・・・。
と思うのは広島まで行かれなかったヒガミに聞こえるだろうなあ。
そもそも、以前から企画されたツアーではなく、ドラマの撮影中止に伴って、
何とかその穴埋めに入れられた感が強いスケジュールだったので、
3か月無事にできたことが喜ばしいのかも。
初日に照準を合わせるんじゃなくて、
やりながら徐々にラストに向けてレベルをあげていったところがリダらしいというか、
韓国らしいというか。
「成長する姿をお見せしたい」ってそういうことなのかい、と突っ込みたくなる。
通常なら「1年前から準備しました」とか「半年前から」とかいうところを、
半年前のリダは明らかにドラマの準備をしていたのでしょうがないか。
でも、ドラマがだめそうって、いつ頃からわかってたんだろう?
10月の武道館の時には「やる気」だったと思うけど。
短い時間の中では、やりたくてもできないこともあったと思う。
踊ること、曲数を増やすこと、ファンのリクエストにこたえること。
自分だけでできることもあれば、バンドやバックダンサーの協力が必要なこともあるし、
会場内を回ることだって、警備だとか装置だとかいろんな手配が必要だ。
神戸、さいたまという大きな会場でいろんなことが間に合わなかったことは、
ファンの反応とか実際に私が見たステージからわかることだけれど、
一番堪えてたのはリダじゃないかな。
ライブだからこその微妙な空気が、
デビュー8年目のリダにはわかっていたはず。
最後に「リダが泣いた!」と大感激の声がネットでも多く見られた。
リダがおおっぴらに泣いたのを見るのは、ペルソナのソウルのアンコン以来だな。
あの時もすでにSS501がどうなるかが不穏な時期だったので、
そのことでいろんな思いが交錯して涙したんじゃないかっていう想像もたくさんあったけれど、
私には今回も単に「どうなるか不安だったけれど、どうにか最後まで来た」という安堵感の涙だったように見える。
もちろん、真相なんて本人に聞いてみなければわからないし、
それに付随して、あれもこれも、そんなこともこんなことも、
最後には凝縮して涙になってほおを伝ったのかもしれないが。
そういえば。
マンネが泣くのは最近見なくなった。
女の子みたいに、何かというとすぐ泣いてたマンネは、
大人になるに従ってちょっとやそっとのことでは泣かなくなったように思う。
反対にリダは年を取るにしたがって、「泣いてた!」「目がうるうるしてた」と言われることが多くなったように思う。
二人ともソロ活動を経て、いろいろな責任を背負うようにな大人になって、
一人はいろんなことをぐっとこらえてそれを笑顔に変えることができるようになり、
もう一人は、自分の気持ちを閉じ込めることなく、
少しはファンの前で解放できるようになったっていうことかな。