マンネのZeppライブの日に買ったDVDを今ごろ見ました。
友達から「届いた~」というメールが来て、
買ってたことを思い出したの。
でも、Zeppのあと、すぐに見なくてよかった。
印象がぼやけたかも。
韓国での初めてのソロコン。
「ソロになって2年間、海外で活動して、韓国は初めて」
というくらいだから気合が入っていたんだろう。
構成的には先日のZeppとあまり変わりなかったけれど、
生バンドでのコンサートということ、
MCが全部韓国語ということ、
リアクションに間がなくて、やっぱりやりやすそうだった。
全体的に〈カットもあったかもしれないけど)短いと感じたのは通訳が入らなかったせいだろう。
自分でMCしながらトントンと進むと、
休む間がなくて、あがった息がつらそうにも見える。
でも楽しそうだ。
通訳が入っても、日本語でも、たくさんしゃべるマンネだが、
母国語だともっと表現が多彩になるというか。
(ああ、字幕がどこまでナマの表現に近いのかわからないけれど)
歌も韓国語だけなので、ペンに掛け声を促したり、
アドリブをいれたり自由な感じがする。
DVDなのでもちろん、マイクを通したマンネの声だけをきれいに拾っているんだけど、
その分ペンの歓声は少し押さえられていて、
マンネの声が飛んだり、ちょっと高音が出づらかったりするところは、
DVDではそのままダイレクトに聞こえてしまう。
そこがライブ会場だったら、全体の音が聞こえて、
臨場感っていうものに変わってくるところ、
見ている側がリビングでビール飲みながらなんていうのでは、
到底味わえないナマ感があるのだろう。
やっぱりライブはライブで、DVDはDVDだ。
実際に足を運んだライブをDVDでもう一度見るのとは違う、
歯がゆさというか、ガラス越しに見ているような距離感がある。
でも、行かれなかったものをこうして見られるというのは、
いいことかな。
あちらのやり方なのかわからないが、
バンド紹介が濃くてびっくり。
そこまで一人ひとりを際立たせなくてもいいんじゃないかっていうくらい。
日本だと、曲の途中で、あくまで主役よりめだたないように、
さらっとテクニックを披露する感じだけど、
ギターの人が歌ったり、音楽監督が踊ったりするのは、
韓国ドラマがいつも1つか2つ、エピソードがよけいだよね、
どうしてサラッと終われないんだろう?
と思うのと同じ感じがしました。
マンネの歌も「これで最後」って言ってからが長かった。
たぶん「余韻を残す」っていう美しい表現が
韓国の辞書にはないのかな~。
後が長いと、せっかく盛り上げた中盤から後半の印象が薄れるんですよ。
もったいない、と思うのはやっぱりリビングでビール飲みながら見ているせいかな。
黒子はめだたず、引き際はさっと引く。
脇役にまでしっかり光を当て、いつまでも名残惜しむ。
どっちがいい悪いという話ではなく、
文化の違いでしょうね、そう感じるのは。