東方神起(トウホウシンキ)が日本デビューをするにあたっては、
「日本では日本語で歌う」という契約があったそうだ。
K-POPというジャンルが出来上がったように見える今でも、
オリコンやCDショップやなどでは、東方神起は「J-POP」に分類されている。
今となってはどっちでもいいと思うけど。
(売上を計算するときは重要なのかな)
K-POPアイドルたちが次々来日するようになると、
無理して日本語に訳して歌わなくてもいいのにとか、
がんばって韓国語を勉強して言っていることを理解したいとか思う人も増えたが、
言ってることがこんなにストレートに伝わって、
彼らの言いたいことも何の時間差もなくわかるということの気持ちよさを、
昨日久々に味わったように思う。
「超新星 Live Tour 2013 "Party"」、映画館でのライブビューイングを見て。
東方神起が作った日本でファンと気持ちを通じ合うこと=日本語という基盤は、
重要だなと再認識。
ファンと双方向で気持ちが伝わることのここち良さがわかったから、
今日の超新星があるのだと思うし、
Milky Wayの温かさもあるのだと思う。
すべての誤解は意思の疎通がないところに生まれるんだな、と思う。
他のアイドルたちのペンはもっと“熱い”けど、その分冷めた目も持っている。
温かい視線はMWが一番と言われるのも納得。
熱さは一瞬で冷めたりするけれど、温かいぬくもりはいつまでも続く。
19時から3時間と聞いていて、正直なところ、序盤はついていけるかな~?と思っていた。
いつもより曲も知らないし、雰囲気もわかっていなくて、ライブ会場に行くには忍びなくて、
でも一度は見たいからライブビューイングありがたいな、と思って。
(ユナク入隊前のファンミをテレビでやったのは見たかな? あれもすごかった!)
グァンスは「映画館の様子」が気になっていたようだけど、
彼の指摘どおり「ポップコーン食べながら」楽しく見てました。
(実際にはポテトとビールだったけど)
目の前にいるファンたちだけじゃなくて、
反応の伝わらない「映画館のみなさん」のことも気を使ってくれて、
横浜アリーナのMWも、日本全国に仲間がいるということを実感してくれた?
映画好きなグァンスが映画館のみなさんのことを気にしてくれたというのも楽しいし、
メンバーみんなが映画館を気にしても横浜アリーナが気を悪くするだろうから、
なんか絶妙な気の配り方と言えるかも。
K-POPアイドルグループでは、
個々のパーソナリティがあわさることによって、よりグループとしての存在感が強まる場合と、
その逆の場合がある。
たぶん、チームでやるスポーツに向いてる人と、個人競技に向いている人がいるのと同じなんだろう。
一人でもソロとしてやっていける実力の子をそろえたという東方神起は、代表チームみたいなものなのかな。
日本ではサッカーの「天皇杯」みたいな、
プロチームと学生チームが同じトーナメントで競う大会があったりするけれど、
時々学生チームがプロチームに勝ったりしちゃうところがあるところが、チーム競技の面白さだと思う。
一人じゃ出せない力をチームだとできちゃう、ような?
もちろん、強力にチームを愛するサポーターの力があってこそ。
オープニングの数曲、せっかくスタイルのいい6人なのに、
なんだかあまりダイナミックに見えないのはなぜかなあと思ってみていたのだけど、
途中から、「衣装のせいだ・・」と分かりました。
ジャケットスタイルというのは、袖が上がりづらいと思う。
腕がピンと上がっていたのは、袖なしのユナクくらい。
この衣装で見たかったな~。
これ、仲宗根梨乃さんですか~。なるほど。
ソロコーナーになってからは、それぞれの個性にあった選曲でもあったし、
楽しい演出もいろんなスタイルも見せてくれて、
だんだんライブの雰囲気も上がっていきました。
最後は完全に「超新星とMWの世界」で。
ステージ上と客席の温度差がちょうど同じくらいで、
たまたま見に行っちゃった私までほっこりさせてくれて、
満腹感も「もう一度~」っていう期待値も同じくらい上がる、
めずらしいライブだったかも。
超新星は日本で人気が出て、日本のファンに支えられた、
本当の意味でJ-POPでしょうね。
そういえば、超新星っていえば、先日、新宿の写真展見に行ったんだ。
こじんまりした会場でしたが、レスリー・キーの写真展を見るのは2度目。
プロモーションにも使われたこの写真、一番奥に飾ってあって、かっこよかったです。
6人で「超新星」!
ほんとにかっこよく見える。