4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

北風と太陽

17時過ぎ、6ゲートで入場しようとしたときに、

場内では売らないと聞いてグッズ売り場に引き返して買ったペンラと、

月の明るい夜空から降ってきたテープを、

もし寒かったらと思って持って行った真っ赤なマフラーを記念に。

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仕事を片づけて関内に向かうころ、西のほうには夕焼けが見えはじめ、

結局傘を使うことがなかった。

カイロも持っていたし、手袋も持っていたけど、結局使わなかった。

雨は開演前には上がり、心配していた浜風も強くなかった。

ジェジュンが歌うと温かく、熱く、

ちょっと一休みと思って座ると、寒さがしみてくる。

早く、もっと歌ってくれと思った。

15日だけ雨の予報が変わらず、

寒くて死にそうかもと思ったけど、

今日のライブを真夏にやってたら、そのほうが大変だったかも。

お願いだから服を着て!と思うほど風は北風だったけれど、

ジェジュンはこれでもかと肌を見せつけ、熱く歌い、

自分はMだよ~といいながら、

太陽のようにこちらの来ているものを1枚ずつはがそうとしているかのようで。

今年はくじ運はあるけど席運がないとなげいていたけれど、

今年最後のライブかなと思う今日、とてもラッキーなチケットがきた。

アリーナBの真ん中よりちょっと左寄り。

ほんとに久しぶりに金テープに手が届いた。

当日まで席がわからなかったので、

念のためにと用意していたオペラグラスを使うこともなく。

最後のトークが長くなるにつれて気温が下がり、

少し風も出てきて、じっとしていると冷える。

スクリーンでも徐々にジェジュンの指先が寒さで赤くなっていくのが見えて、

ほぼ半裸でいる彼に対して、

最後の曲であることを惜しんでいるこっちがサディストっぽく思えてきて。

その一番寒いラストで、一番動きの少ない曲。

そしていちばん妖しかった曲。

「Paradise」 by Kim Jae Joong

衣装も金と白と黒。

真っ赤な観客席。

そんな色彩の中にいても、いちばん派手なジェジュン

レーザー光線で赤にも金にも緑にも見える髪。

細く、本当に痩せているのに、

3万の視線を集めても、冬の花火を打ち上げても負けない、

不思議な存在感。