4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

今と過去 (追記あり)

昨日のDSPフェスティバルは渋谷の映画館から観戦。

なんか入る前から予想はしてたけど、KARAペンのオジサン多くてびっくりしました。

そんでもって、みなさんちゃんと掛け声あってるんだもの。

さすがKARAは日本ツアーを終えたばかりの「今のアイドル」。

最近はSMTOWNはじめ、事務所ごとのイベントが流行っているようだけど、

昨日のとSMTを比べて一番の大きな違いは、

会場の大きさとか歌手の数とかではなくて、

SMTが「今」であって、DSPフェスは「過去」であることだ。

SMTはSM王国の今を誇る歌手たちが勢ぞろい。

DSPメディアは、DSPという事務所がこれまでになった歴史の紹介イベント。

オープニングの時計の演出でもそれはわかったようだけど。

KARAやRAINBOWの曲の一部を除けば、

聴いてわかるのかなと不安だったけれど、

SS501が活動してた間に、あちこちの番組で歌ってた曲だとかがけっこうあって、

3時間半という長い時間だったけれど楽しめました。

ダブルがいればなあ、と思わないではなかったけれど、

ここまで「過去」にこだわったイベントに出る意味があったのかなあとも思う。

イ・ヒョリ姉さんが出なかったのも意外だけれど、

もう違うイメージで今を作り上げているヒョリさんにとっては、

あのかわいいイメージはKARAとかRAINBOWに任せておいたほうがいいということだろう。

日本でもよく過去のアイドルが40歳を過ぎても昔の曲ででてくることがあるが、

イタいことのほうが多い。

ただ、DSPという会社の過去の栄光の中では、

SS501という存在はやっぱり貴重なものだったと思う。

彼らで得た利益をKARAにつぎ込んで会社を大きくしたというだけじゃなくて、

アイドルというものの作り方に、他とは違う味を出したということで。

KARAとRainbowを初めてじっくり見て、

すごく納得したのだが、

DSPのアイドルたちは過度にお色気を追求せず、

ギリギリのところでとどまり、かわいさとかっこ良すぎないところを行ったり来たりする。

いまどきの露出もセクシーもいとわず、というのは、

もはやアイドルという枠を逸脱しすぎているし、

かっこいいのに走りすぎても、男子ファンは増えない。

どの線も今一歩なところを巧妙に狙った「物足りなさ感」を持ち、

「アイドルとしてはかわいければ完璧」というのが、

アイドルグループのつくり方の王道だろう。

玄人筋や手厳しいファンからは「実力不足」というレッテルを張られがちだが、

「人気先行」というのは、アイドルには必要な立ち位置なのだ。

「上手」といわれたくて一生懸命になる、

その姿がまたたまらなかったりするんですけどね。

SS501もそうやって、いつか「うまい」と言われる日を目指していたと思うんだけど、

それが突然寸断されてからは、

どれだけうまくなったかを発揮する場がない。

彼らが2010年にどういう未来を描いていたかわからないけれど、

「今」がないのに、「過去」だけをやってもしようがない。

SS501として今出るなら、ちゃんと「未来」を見て出てほしいし。

その意味で、ヨンセンのコンサートに5人そろったことは意味があったと思うし、

今回出るならやっぱりSS501の名前にふさわしいステージをしないとならなかっただろうから、

今、ちゃんと歌って踊れる準備のできているジョンミンが出たということは、

意味があるんじゃないかな。

DSPが作った最高のボーイズグループSS501っていうのはこういうグループだった、

さすがSS501というレベルをジョンミンはキープ!

ジョンミン、かっこよかった~!

「Not Alone」と「ガラガラ」はDSPの曲じゃないだろ~といいながら見ていましたが、

一人で5人のダンスを見せることはできないし、

ジョンミンの踊りのカッコよさを見せるには、やっぱりこの選曲だったかなと思う。

  

今日のクリスマスコンサートに行かなくて後悔した!

というメールをダブルペンのお友達としていたところ。

何度も書くけど、本当にあの丈のロングジャケットが似合う。

やっぱり184cmないとあれは着こなせないんだ。

最後にみんなで並んでも、頭一つ大きく、誰よりも顔が小さい。

SS501は「平均身長180cm」。

もう、5人ならんだらどれだけかっこいいか。

アイドルの王道です。

DSPの先輩歌手たちのように、貫禄つく前に、

やっぱりなんとかもう一度。

「4 chance」 by A-JAX & Park Jung Min

(ジェヒョン君サイトより。すっごい声。あとでもっといい動画、探そう)

(追記 12.18)

ジョンミンフォーカスが出たので。

「4chance」 by Park Jung Min in DSP Fes.

「Not Alone and Go Go」 by Park Jung Min

曲の途中でカメラの方向に時々目線を合わせるジョンミン。

そんなことされたらたまらないわね~。