50万通の応募だっていうのに、
まったくよく「当たりの10万人」にはいれたものです。
「EXO Greeting Party in Japan "Hello"」
ま、最近くじは当たるっていうだけで席運はないので、高いところだったけど。
さいたま新都心の駅を降りたときから、
今日はいつもと違う、という感じがしてた。
若い。とにかく来ているペンが若い。
いつもは、若いペンがいるとちょっと良かったなって思うのに、
今日は同年代ペンがいるとほっとするっていうか。
駅前で友人を待っていたら、
いきなり目の前で、「ここはバーゲン会場か?」みたいな騒ぎが起きました。
誰かのペンが応援用のグッズを配ったらしく、あっという間に人だかりがして、
何かをつかむとそこから出てくる。
グッズがなくなるとあっという間に群れは解消しました。
上から見たら「砂糖に群がるアリ」のようだっただろう。
そしてこんなに若い子が多いのに、
いつもの満艦飾のK-POPイベントとは違って、圧倒的に黒!モノトーン。
EXOの衣装も黒と白、赤、だけでしたが、まっ黒が多い。
そしてナマ足、ミニスカートのオンパレード。
ペンラは白いのがチケットについていましたが、
応援カラーはまだ決まってないらしい。
はじまる前から興奮状態のペンちゃんたちを見ているのも、かなり面白かった。
服装もいろいろ凝っていて、いつもと違う。
いつものK-POPイベントではペンの格好は「動きやすい」「見えては困るところは隠す」「汗をかいても着替えやすい」がメインだけど、
今日は全身いたるところにEXOやメンバーの名前が入っていて、
見ることよりも来ることを楽しんでいるようで
それにしても、12人というのはやっぱり「たくさんいる」感じがする。
EXO-KとEXO―Mが一度にステージに上がると、大混雑している。
よく渋滞しないなっていう思う。
SJとかを見ていると、ただ移動する時でも彼らはムダに動かない。
見られているということを全身で意識しているし、視線は四方八方に配る。
その辺はまだまだ自分をアピールできていないかな、と思うところもあるけど、
(ポジションを変えるところを、ただなんとなく動いていたりして)
SMEのポリシーにはのっとっているグループだと思う。
全体的な感想を言うと、あと2,3曲ヒット曲が出たら面白いかな。
今日はコンサートというよりはショーケースという雰囲気で、
ダンス、バラード、トークなどのを初めて日本のファンにナマで披露する場だったと思う。
トンやSJを作ったSMEという会社の新作を見た、という気がします。
5公演で10万人というこの熱狂を、K-POP熱が冷えかけているなかで日本のマスコミがどのように伝えるか、
これまでのK-POPペンの横移動だけで終わってしまうのか、
新たなファンを取り込めるのかということが、今日の反応とこれからのリリースにかかっている。
メンバーが若いし、それほど(SMエンタ―的にも)セクシーな路線を追求していないと思うし、
ペンのほうも大半が若いというより子どもなので、
お互いが出せる部分と感じる面が一緒に成長していったら、いい関係になれるのでは?
実を言うと「Growl」が出るまではこのグループに注目してなかったけれど、
アイドルグループが一歩前に出るタイミングで、
いい楽曲に出会うということは重要なことだと思う。
世間に印象づける曲というか。
SJにとってはそれはまちがいなくヒットに恵まれなかったあとの「Sorry, Sorry」だったと思うし、
BEASTにとってはいくつかのそこそこのヒットのあとの大ヒット、「Fiction」、
CNBLUEにとっては、幸運なことにデビュー曲の「ひとりぼっち」であろう。
(私の個人的な意見なので、ファンのみなさんには異論もありましょうが)
SS501の最大の残念は、彼らの印象をいちばん残している曲がダンス曲ではなく「ネモリ」だっていうこと。
だから私なんとなく、リダとミンがダブルをよりどころにしない気持ちがわかるんだ。
(本人に聞いたわけじゃないけど)
なんか成功体験がないような気がする。
ようやく1位をとった曲「Love Ya」は日本では一度も歌われてなかったりしてね。
テレビ番組の小刻みなカメラワークがあると全体が見えないので、
今日はこれを上から全体が見られてよかった。
この曲はいろんなステージで歌われているのでメンバーも慣れているのか、
いつもの6人ずつの構成じゃなくて、最初から12人だったけど、
ほかの曲に比べてすっきり踊ったんじゃないでしょうか。
ジャニーズはファンの年代ごとに応援できるグループを出しているそうだけど、
SMEは後継者というか、トンのあとにはSHInee、SJのあとにはEXOというように、
同じような構成のグループを出している。
グループの個性は違うんだけれども、
グループと一緒に成長していったファンからこぼれた若い層や、
あきてしまったファンをちゃんと拾っている。
なのでトンペンがSHINeeやEXOをいいと思わないというのは、
おそらく会社側にとってみれば、
だめなことじゃなくて狙い通りなんじゃないか。
まったくもって申し訳ないことに、
曲はアルバムを買って聞いて行ったんだけど、
メンバーの名前を全然覚えられなかった。
一緒に行った友人と「終わるまでに誰かひとり気に入った子を見つけよう」と言っていました。
ライブを見ると、何人いてもどうしてもそこに目が行ってしまう子っていうのはいるはずなので。
今日は「チャニョル」という子が良かったかな。
ラップ担当のようですが、しゃべっている声がとてもよくて。
トークの時にチャニョルに「好きな歌をアカペラで歌う」というカードが出て、
小田和正の「言葉にできない」を歌ったんだけど、
歌詞(音程?)につまって、代わりに会場のペンが歌いだすというシーンがあった。
さいたまスーパーアリーナを埋めつくしたファンみんなが歌える曲だということに、
メンバーがちょっとびっくりしてた感がある。
そういうとっさの時にだれでも歌える曲、
そういうのに、これからめぐりあえるとまたステップをあげて行けるんじゃないかな。