4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

はじまりのラスト

私にとってのウネ、ライブ2日目。

ツアーとしては最終日の土曜日。

あれから2日たつけど、まだなんか楽しい余韻を引きずっている。

通勤途中にアルバム聞いてたら、

こーやって、こーやって、の振り、やってしまいそうで。。。

「こーやって、こーやって」はこちら

1日目は楽しさいっぱいだったけれど、

2日目は、これでラストということが客席以上に本人たちに重くのしかかっていたようで、

土曜日だし、明日のこと考えなくていいし、

もっと超はっぴ~!なのかと思っていたら、

ドンへは途中で泣き出すし、

ヒョクの声はひっくり返るし、

感謝いっぱいの手紙なんか読んじゃうし、

やっぱ、アイドルってお気楽じゃないのかなあ、と思うことしきり。

人を怒らせるより喜ばせるほうがよほど難しいということは、

良くわかってるつもりだけど、

楽しませ続けるというのはほんとに大変なんだろうな。

2か月間22公演を同じテンションでやれることもないだろうけど、

まあ、女の子ほど体調に左右されないだろうから

男の子って気楽だよねとも思えるけど、

痛みやどんよりした気分に慣れてない分、

体調が悪い時は男の子のほうがしんどそうだったりする。

特にファンというのは、

「いつもと同じ」であることより「いつもと違う」ことに敏感だから。

22公演もやり遂げたことの達成感というよりは、

なんとかしてこれを次につなげなくちゃいけないという使命感みたいな、

ひしひしとしたものを、最終日には感じていました。

それにいつもSJのライブでは笑いがいっぱいのなのに、

私の周囲もみんな泣いてて、

おかげで私は泣きそびれたので、

それでちょっと冷静に状況を見ることができたわけだけど。

2人でやれたということが感無量なのか、

兵役が近いことが不安なのか、

次があることに少しは確信が持てたのか、

なんだかよくわからないけれど、

このツアーの意味は私たちにとってよりも、ウネの2人にとって重いらしい。

先のわからない日韓関係ではあるし、

相手はいつ気が変わるかわからない女たち(それも外国の)ではあるし。

2年前に2人でライブができるなんて何の計画もなかったし、

思ってもいなかったのと同じように、

2年後だって不安だといえば不安だということなのかな。

私がちゃんと年金もらえるかどうかのほうがよっぽど不安だと思うけれど、

不安だらけの若さと、

何にも安心できない私たちと、

一緒だっていえば一緒だ。

「Ten Years」の歌詞を覚えて来いって言われて、

ツアー途中では「僕たちはもうあきらめました」と言われて、

最終日に「よくできました」と言われてにっこりする程度ですから、わたくしたち。

「Ten Years」 by Donghae & Eunhyuk feat. Luna

こんな日がまさかくるなんて、と10年前は思ったかもしれないけど、

(私も思ってなかったけど)、

このラストは次へのはじまりですから。

武道館の映像を組み合わせてDVDにするのだろうけれど、

くるくる変わる表情もたくさんいれてほしいけど、

本当に細かくよく動く、足もとのステップもたくさん入れてほしいなあ。