SMも上場会社だから、という目で見ると、
昨今のいろいろな騒動もどことなく合点がいく。
恋愛でも脱退でも世間を騒がせるようなごたごたが起こって、
人気に影響して売れ行きが悪くなること、
つまり業績に影響があることを懸念して株価が下がることを思えば、
どうにかしてでも「こうやって対処しました」と言う姿勢を見せないとまずいのだ。
問題が起こったときに、ほおっておく、成り行きに任せる、対応しない、
と言うのが何よりもまずい。
しかるべき手を打たないこと、何もしないことで、評判が下がるのは致命的だ。
上場企業としての義務で今年はこれだけの売り上げを上げます、
と言う業績予想を出しているからには、
少女時代やEXOやSuper Juniorが予定通りにCDを出したりコンサートをしないことには、
その下方修正を出さなければならない。
ごたごたのために、予定を遅らせることはできない。
中止と言う最悪の事態はまぬがれなければならない。
たとえ大雨の野外コンサートでも。
いい曲ができないからカムバックが遅れるとか、
準備が間に合わないから来年にするとか、
そういうのは許されないのだ。
悪しき前例になるものは、排除しなければならない。
今後の見せしめのためもあるかな。
こういうことをすると、こうなるぞって言う。
先手先手を打っていいことも悪いことも発表するのは、
瀬戸際になって発表してど~んと衝撃が起きるのを避けるためだ。
悪い話ほど小出しにして、全部出し切ったときには
「悪い材料は出きっているので、株価にはおり込み済み」にするのが常套手段。
損得勘定にあわない不採算部門は切捨て、
大胆なリストラを行ってでも、生き残れそうなところにお金をつぎ込んでいく。
・・・というか生きる道を模索する。
株主は、愛想がつきても株を売るけど、
ほかのほうがもっといいと思ったらそっちに乗りかえることだってあるし。
そういう会社に所属するスターたちは、
その会社と一緒に夢をかなえていく同胞なのか、
その会社が夢を実現するための商品なのかってこと。
社員はいつ結婚してもめでたいけど、
商品は破損したり欠品したりすると困っちゃう。
これ、思ってたのと違うんですけど、って返されたりしちゃう。
そこんとこの考え方ひとつだと思うけど、
そこんとこの考え方が違う人が社長になっただけで、ぜんぜん違うと思う。
「Don't Don (金!金!)」 by Super Junior
世の中すべてがお金じゃないと思うけど、
株主(ファン)っていうものは目先の利益を追う。
10年、20年先まで一緒に夢を見てくれるような信頼でもない限り。