4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

ボーカル担当

まだまだアイドルグループからのソロデビューは続くらしい。

そもそもアイドルグループが人気だったからアイドルグループが続いたのであって、

ソロが人気になればソロが続くのは韓国では普通のことなんだろう。

前にもソロ歌手はいたけれど、

それは歌がうまい人がやっていたのであって、

そのうちソロ歌手でもダンスが踊れる人が出てくるようになって、

そのうえでアイドルっぽい顔つきの歌手が出てきただけのことだと思う。

スポーツ選手も顔がよくないとだめな時代、

歌手も歌えるだけでは人目をひかないのだろう。

グループには必ず「ボーカル担当」というのがいて、

歌がうまければ背が低くても顔がちょっとくらい「?」でも認められるところがあった。

SJのデビュー前に、シンドンの顔が公開されたとき、

「歌がうまいに違いない」と言われたというのは今では笑い話のようだが、

歌がうまければ顔のことはちょっとは大目に見られるのはあいかわらずだ。

「歌がうまい」というのは、ただ音程があっているというだけじゃなく、

やっぱり持って生まれた声がいい、個性的だという意味合いが大きいと思う。

イケメンと同様、いい声は天賦の才能なのだ。

前置きが長くなった。

TEEN TOPのニエル君もソロデビューとなった。

グループとしてはあんまり見ることはなかったけど、

デビュー間もないころにナマで見たことがあって、歌のうまさは際立っていた。

ちょっと舌ったらずっぽい独特の歌い方で、甘ったるい声で。

それで「ニエル」という名前だけはすぐ覚えたけど、

ほかの子をなかなか覚えられなくて、ライブとかを見に行けないでいる。

グループのボーカル担当がソロで出てくるなら、

この子は間違いないだろうと思っていた.

出てくるとしたら、あとは曲の良しあしかなあとも。

「Lovekiller (悪い女)」 by Niel

TEENTOPはダンスには定評のあるグループだから、

その持ち味も十分に出して、ニエルの甘い声にもよく合って、

せつないけど軽快な感じで好きなタイプの曲だ。

爆発的にヒットしそうな感じはしないが、

ニエルペンにはたまらないだろう。

この動画は13日のミューバンだけど、

普通ソロのダンス歌手はダンサーを引き連れて出てくるのに、彼は一人だった。

ダンス曲って、ダンサーさんたちがいないと、意外と寂しくマヌケな感じがするものだけど、

よほど彼の歌と踊りに自信があるのか。

というより、動きも大きくて、ダンサーいらない感じ。

グループの時は気が付かなかったけど、足がまっすぐでスタイルもいいね。

顔は好みもあると思うけど、個性的なのは確か。

声も顔も個性的だというのは、ソロ歌手にとってこれ以上の武器はないのでは?

ライバルがたくさんいるんだから、目立たなくては。

ちょっとアルバム買って聞いてみようかなあと思う。

それにしても、こうやってソロで出てこられる子がいるっていうことは、

グループにはソロでは出られない子がいるっていうことでもある。

グループの中だからこそ立ち位置があるというか。

それがいろんな「格差」を生むかもしれないけど、

そういうときこそ、グループの方向性っていうかマネージメントっていうの、

大事でしょうね。