4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

アンコールの流儀

これまでに東京ドームでコンサートを行ったK-POPのグループは8つ。

東方神起、Super Junior、BIGBANG、2PM、KARA、少女時代、そして先日のSHINee

ガールズグループは見に行かないので、

それ以外は全部見たことになる。

SHINee、行っといてよかった!)

東京ドームでコンサートができるということ自体が、

すごいレベルなので、甲乙をつけるつもりはないが、

6つのコンサートを見て印象に残っていることがある。

会場を埋めたファンがアンコールを待つ時間。

これまでにいくつものコンサートを見たであろうファンたち、

あるいは、一度はその大きな波に埋もれてみたかったと思っていたファンたちが作りだす、

特別な時間だ。

不思議なことに、東京ドームよりももっと小さな会場のほうが、

あまり濃いファンでない観客が多いことが多く、

熱いペンに先導されて徐々にアンコールの声が大きくなったり、

時には、あまり大きな声にならなかったりする。

東京ドームのアンコールはいつもとても迫力があるし、鳴り響くような感じがする。

みんな、単にグループ名をコールするだけでなく、

それぞれに思い入れのあるやり方がある。

その違いがまた面白い。

ひたすら「T」字の赤いペンラを振って「トーホーシンキ!」と叫ぶビギ。

どこからともなく沸き起こる海の底のような青いウェーブと歓声で、メンバーの登場を促すエルプ。

SS4のアンコールで始まってから、続いている。

Super Show 5のウェーブ (キュヒョンがYou Tubeにアップ)

アンコールを待っている間にエルプが見せたウェーブを、もう一回見せてと言われてやったときの映像だ。

これは本当に深い海の中にいるようでとても幻想的だった。

「逢いたくて、逢いたくて、あの海で待っているよ。君への想い、朝も昼も夜も。逢いたくて、You are my heaven」と歌いながら、その時を待つV.I.P。

その歌詞を知らない、たまたま見に来てみたというファンを拒絶するくらいの強い結束を感じる。

シャヲルは、アンコールだけじゃなく、開演前も「ふぅっ、ふぅ~」と「Downtown Baby」の節を歌いながら待つ。

SHINeeの時、SJとの違いをいちばん感じたのは、

アンコールの時、SJのお兄さんたちはステージ上でもどこからかスマホを取り出して会場の写真を撮ったりするけど、

シャイニたちはそんなことはぜんぜんしなかった。

シャイニに余裕がなかったというよりは、

ステージの上でもスマホを持っているお兄さんたちがなんかおかしいと思う。

SS4 東京ドーム ウェーブ

それでも初ドームのSS4の時は、さすがにスマホ持ってる不届き者はいなかったようだ(^_^;)

2PMとJYJはグループ名が3拍子なので、名前を連呼。

韓国人の名前も漢字3文字の3拍子なので、ソロ歌手の場合もフルネームで呼ぶのが呼びやすいかも。

そういえばSS501は「おーごんいるっ!」と連呼されていた。

こうやって見ると、声ではなく体を動かしてるのはエルプだけ。

やっぱり他とちょっと変わってる。

ドーム公演ではないが、最近見たアンコールの中で、

とても印象的だったのがINFINITEのペン、INSPIRITたちの掛け声。

デビュー曲「TO-RA-WA(戻ってきて)」に引っ掛けて、一節を歌う。

「TO-RA-WA」 by INFINITE

「TO-RA-WA」コールとカル群舞を、東京ドームで見る日が来るだろうか。