4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

濃密な空間

ジョンミンの入隊が近いらしいという噂もあって、

ROMEOとジョンミンのライブがあるよと聞いて、行く~!と言って、

日曜日に行ってきた。

品川インターシティという、初めて行くホール。

入口を入るといつものようにペンからのお花が並んでいる。

150322_1.jpg

150322_2.jpg

なんかこういうファンの気合のこもったお花を見るのは久しぶりな感じがして、

思わずスマホを向けてしまった。

ジョンミンのいろんなイベントがしょっちゅうあるので、

お花を出すほうも大変だと思うのだけど、

いつもいろんな意匠を凝らしていて、すごいなあと思う。

カフェ(日本の場合はブログ?)同士で競っているようなところもあって、

だんだん度を超すというか、装飾が華美になってくる。

ハタから見ると、「?」と思うかもしれないけど、

これもK-POPペンとしては、コンサートの楽しみでもあると思う。

最近のリダとかは、「お花は受け付けません」とかいいながら、

宣伝用のいかにも業務用っぽいお花はいっぱい出ている。

お花を出したいカフェも多いだろうから、会場で収拾がつかないこともあるのかもしれないけど、

ファン不在な感じもしてちょっとさみしくもある。

500円を払ってワンドリンク付きのライブだったので、

ミネラルウォーターをもらおうと思ったら、

BACARDIとかの瓶を出していたので、思わずそちらに手を出した。

最近の東京ドームのライブでは「アルコール類は販売しません」とかいうがっかりなこともあるので、

うわ、瓶入りのお酒を瓶のまま売ってて、

みんなこれをぐいっと飲んで会場に入ったりするのかなあ、

なんて大人な空間!と思ったのだけど、

ライブ前に一瓶飲み干す勇気もなく、そのままバックに入れて会場に入る。

800人ほどのフラットな会場。

ライブ会場というよりは、大き目の宴会場という感じだ。

化粧をばっちりしたROMEOから始まって3,4曲で、

すっぴんのジョンミンが登場。

しゃべらないという設定だったはずのROMEOが、

ぼつぼつとではあるがいろいろしゃべることも面白かったし、

あいかわらず愛嬌たっぷりだけど、ドSなミンが、

会場と会話するように進行するおしゃべりも楽しい。

僕とおしゃべりしたかったら、僕の歌も聞け、くらいの本末転倒っぷりも、

ミンとミンペンのあうんの呼吸で何の違和感もない。

お互いに分かり合っているという濃密な空間がそこにある。

ジョンミンが「今日はこれをやる」といったら「わかった」といって聞くミンペンがそこにいる。

「あれをやって」とミンペンが言えば、ブツブツ言いながらもやってくれるジョンミンがそこにいる。

リダペンも、これくらいの人数のライブでリダを見たいなあと、きっと思っていると思う。

それくらいおそらくファンとしては贅沢な空間というか。

久しぶりに「If You Can't」が聴けた。

バラード曲も数曲歌ったけど、

ミュージカルをやったせいか、歌い方(発声?)がちょっと粘っこくなったような気がする。

もともと気持ちを込めて歌うタイプだけど、

それがより深くなったというか。

「If You Can't」 by Jung Min

うん、この音源よりも、歌い方がもっと大人だった。

声も年をとったけれど、表現は深くなったと思う。

最後はSS501メドレーで。

「君を呼ぶ歌」「弱虫」「BYE BYE」。

5月1日にはSS501のカバーアルバムを出すという。

5月1日という日付けをあわせるところに、

ジョンミンのSS501への思いを感じるな~。

「UR MAN」も録音したといううわさ。

なんだかんだいって、一緒に苦労した仲間だとかなんだとかいう前に、

自分の仕事としての将来を考えたときに、

SS501をもう一度やるというのは、彼らにとっては不可欠なことなのじゃないかという気がする。

ライブをやれば、どこでファンが一番盛り上がるかは肌で感じているだろうし、

その「肩書」を持っているかどうかは、「仕事」に大きく影響すると思う。

ひとりずつがSS501を名乗るのはもう限界だし、

この先もその肩書きを背負う以上、自分以外のメンバーはどうしても必要になるだろう。

だとすると、もうちょっと先に、ほとぼりがさめたリダをいちばん必要と思ってくれるのも、

メンバーなんじゃないかなと思ったりする。

仕事として、でいいんじゃないかな。

仕事をしていくうえで、何が自分たちにとってプラスになるのか、

それを考えるのは普通のことだと思う。

利用できるものは利用すればいいし、

そこがかたまらなければ、何も始まらないと思うのだけど。