4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

君じゃなきゃダメなんだ

イェソン、今日、召集解除。

公益の場合は、現役のように「除隊」とは言わずに「召集解除」というのだそうだ。

24か月にわたる国防任務に代わる公的機関でのご奉仕の任を解かれるという意味。

仕方のないこととはいえ、

所属事務所からすれば2年間も働いてもらえなかったわけで、

これからの彼の日々は、この2年は比べものにならないほど忙しいのでしょうね。

最近はウネ、ウネと言っているけど、

そもそもイェソンの声に惚れたのがSJ傾倒への始まり。

SS5のソウル公演の後に入隊したイェソンをじっと待っていた2年間でした。

SS5、SS6と2度のスパショ東京公演に不在だったイェソン。

その穴はキュヒョンとリョウクがちゃんと埋めていたと思うけれど、

改めてその声を聞くと、ほんとにもう唯一無二というか。

何度聞いても、その都度惚れ直すハスキーボイス。

キュヒョンともリョウクとも、そもそも声が違うということもあるんだけど、

あの情感の出し方はなかなかマネできないかと思う。

イェソン本人に、それほど肥やしになる色恋沙汰があったようには思えないんだけど、

あの表現力っていうのは、持って生まれられるものなのだろうか?

「Blind」 by Yesung from SM The Ballad

SS6のDVDに入っているチョウミの「Blind」と比べると、

最初から哀切感たっぷりのチョウミに比べて、

イェソンのほうがさりげなく歌いだすのに、

独特のハスキーボイスのせいで、サビではとても胸に響く。

SJの中にいるときは、パートも少ないけど、

フェイクとかではとてつもない威力を発揮する。

これがなかなかほかのアイドルグループにはない。

このところリョウクの高音のフェイクに慣れていたけれど、

イェソンの復帰で、またぐっと落ち着いた哀愁ただようSJを見られると思う。

いれかわりたちかわり入隊、除隊を繰り返しながら、

空席をめだたないようにその穴をちゃんと埋めてきたSJだけど、

去年から今年にかけてごそっと抜けるダンスチームの穴をどうやって埋めていくのか、

それはそれでまた楽しみでもある。

いろんなひきだしを持っているからこそ、できる交代なのかも。

なんか、必ずだれかが産休に入っている職場、みたいな感じ。

私的には、イェソンの穴はリョウクが埋めたわけではない、と思っている。

リョウクはリョウクの、イェソンとは全然違う魅力で、違う曲にした。

不在の誰かのパートは誰かが変わりにつとめるけれど、

どの曲も、もともとのオリジナルメンバーで披露することのほうがほとんどないので、

その都度、新しいSJが見られる、というだけだ。

昨日だったか、イトゥクが、

「イェソンが戻ってきて、これから抜けるメンバーもいるし、これからが始まり」

と言ったけれど、

そういう意味では、SJはいつも「始まり」なのだ。

抜けた穴がきれいに埋まる、ということはある意味恐ろしいことかもしれない。

(特に、抜けている人にとっては)

帰る場所があるかどうか、という危機感もあるだろう。

でも、ちゃんと帰ってくる場所、ポジションがあるからこそ、

安心して産休も取れるというもの。

もちろん、その場所を待っていてくれるだけの「実績」が必要なわけだけど。

「君じゃなきゃダメなんだ」 by Yesung