SJの中でのヒチョルの立ち位置は、
「ビジュアル担当」ということになるのだろうが、
彼は厳密に言うとリーダーのイトゥクと同い年(同じ月生まれ)の最年長であり、
この大所帯を牛耳っていると言ってもいいかもしれない。
ちょっと神経質そうなイトゥクと奔放なヒチョルと、
このツートップを有することが、
個性豊かなメンバーたちをまとめる(というかにらみを利かす)のに都合がいいのかも。
もちろん二人がいなくても、スパショは行われたけど、
私が2人そろったスパショを見たのはSS6が初めてだった。
どこが違うと言われても良くわからないけど、
まあしいて言えば、2人以外のメンバーが元の立ち位置に戻れて、
のびのびしてたかなあということだろうか。
リーダーってふだんは何をしているかよくわからないけど、
いないとその存在感がわかるというのは、本当だと思う。
イトゥクもヒチョルも除隊後、
その話術をかわれて、あちこちの番組に出て「ソロ」活動をやっているけど、
ヒチョルは最近「歌手」としての活動に出た。
スパショでも良く見かけるTRAXのギタリスト・ジョンモとのバンド活動、M&D。
2人で何と「不朽の名曲」にも出てた。
「不朽の名作」に出られるのはK.R.Yくらいだと思っていたのに。
「私の生涯 春の日は過ぎ行く」 by M&D (不朽の名曲2より)
(これ、TUBEの曲??)
ヒチョル、歌、うまい。
こういう曲にとても合っている。
こういう曲を歌いたいと思っても、声が合っていなくて残念っていうことがあるけど、
すごく合っている。
ドンへが「ヒョンの高音はきれい」と言っていたことがあるが、ほんとにそうだ。
バラードを歌いあげる声じゃないかもしれないけど、
ドラマチックな曲の展開に負けていない。
連休に予約しておいたM&Dのアルバムが届いて聞いてみた。
決して今風のというか、新しいサウンドではないんだけど、
妙に懐かしいというか、J-Rockを聞きなれている耳にはなじむ。
一番気に入っている曲。
これはちょっとドラマOSTっぽい。
というかドラマの一場面より、ヒチョルのけだるい雰囲気を想像してしまうかも。
「ビジュアル担当」の本領発揮。
作詞・作曲は全部2人でしたというアルバム「家内手工業」。
今どきの音楽づくりのように、すべて機械でつくることを皮肉ったというか、
うちの中で仲間で好きな曲をコツコツ手作りしましたという感じがする。
以前FTIslandの曲にはまっていたころ、
ホンギがMVに出てるということで見たことのある曲も収録された。
ここまでSJと感じが違うと、ソロ活動をしているっていう気がするし、
こういう魅力もあるんだなあと気づく。
爆発的に売るための曲じゃないと思うけれど、
日本でもバンドというのはこうやって仲間で作っていくものが多いので、
そういう意味でちょっと親近感というか、
「いいね!」をクリックしたくなるような感じがするのだろう。