3年ぶりのキュジョン。
この前はSHIBUYA-AXのファンミだったと思うけど、その場所も今はない。
その時の握手会で、「また日本に来てね」と言ったけど、
その願いが3年越しでようやくかなった。
昼の部、前方のとてもいい席だったけれど、
小さな会場なので、たぶんどこにいても良く見えたはず。
会場が小さいせいか、3年ぶりのキュジョンはとても背の高い男の人に見えた。
(いや、最近ウネばかりを見ていたせいでもあるまい)
帰り際にステージの前を通ったとき、キュジョンの立っていた足もとにあったセトリ。
あいかわらず、足が長く、指も長い。
除隊後と言っても、すでに1年近くが経っているし、
ミュージカルの準備もしているので、芸能人らしさっていうのは取り戻していたようだ。
私が覚えているキュジョンは、ちょっとシャイで、
ちょこっと面白いことも言うけど、少し控え目で、
はにかむような笑顔がきれいな青年だった。
今日目の前にいたのは、30際前とはいえ、
すっかり大人で、コメントもはっきりしていた上に面白くて、
何かするにも躊躇がないというか、ソツのないところがあった。
3年の月日のせいなのか、2年間のフツウの人としての暮らしのせいなのか。
成長したというより、一皮むけたと言ったほうが合っているかもしれない。
いや、キュジョンってこんなに面白かったっけ?
あいかわらず、ペンのツボを押さえた突っ込みまくりのMCのユミさんの助けもあったと思うけど、
それだけじゃないと思う。
自信なのか。
(そういえば、大きな地震がありましたが、キュジョンは驚いたかな?)
3年も来ていなかった日本に久しぶりに来たのに、
前よりも堂々としてるって、どういうことなのかなと考えてみた。
彼はこの3年で何をなくして、何を得たんだろう。
「待っていてくれたファンの存在」
今日の会場は入隊前のファンミの会場よりずいぶん小さかったけど、
2年いなくなったらどうなるんだろうというあの時の不安は確かにないだろう。
それ以上に、あの時、またこの仕事ができるのかという不安があったんじゃないかと思うが、
戻ってきて、今度はずっとこの仕事をやっていくという確信というか、
覚悟が決まったというか、
なんかそういう強さを感じた。
公益だったので、ほかのフツウの人がするような仕事をしていたと思うけど、
そうじゃなくて、自分はショービジネスでやっていくんだという決意かなあ。
それでなんかふっきれて、言うことやること、なんか堂々としてたように思う。
3年前だったら、ユミさんの突込みに完全に負けてたと思うけど、
今日は、軽くかわす余裕さえ見えた。
ステージに上がった最初から、長い指を、握ったり開いたりしているのが印象的だった。
そうやって久しぶりの緊張をほぐしていたようにも見えるけど、
会場のファンをゆっくり見渡して、ちょっとウルっとした瞳も、私の席からは良く見えました。
そして胸にぐっときたのが、「ホシゾラ」を歌ったとき。
2月のリダのラストライブを思い出した。
入隊前のヨンセンもこれを歌った。
ジョンミンも「好きな曲」といってライブで歌っている。
マンネ? マンネがこれをソロで歌ったことがあるかなあ?
(彼はあまりこういう感傷的な曲は選曲しないね)
この歌詞が、たぶん彼らの心にも響くのだろうし、
たくさんある持ち歌の中から、これを選んだことにペンもじわっとする。
SS501としての日本での最後のコンサートになったさいたまアリーナでも、これを歌った。
最初のあいさつで、「SS501のきらきら光るキュジョンです」と懐かしいフレーズ。
話の端々に、メンバーの名前やエピソードを織り交ぜながら話すキュジョン。
「職業は?」という質問に、「歌手、ミュージカル俳優、SS501」と書いた。
ジョンミンもマンネも、
自分とSS501が切り離せないものだということをわかってると思う。
キュジョンもそうなんだろう。
ヨンセンはわかんないけど、
最後はリダ次第なんだろうな。
私にとっての「憧れのあの場所」は、
また5人がそろうそのステージ。
自分で言ってはなんだが、
どれだけ浮気しても、
「代わりなんかいない」。