4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

ペンラ考

最近は単コンばっかりに行ってて、

K-POPイベントというものに行くことがなくなったので、

SMTOWNの何が新鮮だったかというと、

それぞれのごひいきを応援する色とりどりのペンラ。

入場時に配布された公式ペンラはSMのロゴカラーのピンクだったが、

出てくるアイドルに合わせて会場の色は、

シルバー(EXO)、パープル(f(X))、ピンク(少女時代)、

グリーン(SHINee)、ブルー(Super Junior)、そして赤(東方神起)とくるくる変わる。

2日目だったので、いちおうセトリは把握してたとはいえ、

出てくる子たちを見て、さっとペンラをチェンジするのはなかなか技術がいることで、

たぶんバックの中よりも、マチのある紙袋とかにいれて、

電池の減りなどというちまちましたことは考えず、

つけっぱなしにしておくのがいいのかな、と思う。

そこまで必死なことなのかと思うが、あの「OCEAN」を見てしまうと、

どうしてもやりたくなってしまうだろうと思う。

私はSJ、シャイニ、えくそのペンラを持っていて、ピンクを含めて4本をチェンジするのもなかなか大変で、

途中からは青だけを持って、SJメンバーが出るたびに青を振るという状況。

自分でもシルバーのペンラ、

それも12人がそろっていた時の貴重なミーグリのペンラを持っていたことにも驚き。

隣りの席の女子高生(制服姿)は、公式のピンクだけを4時間半、一心不乱に振っていたけど、

あちらはあちらで隣りのオバサンは曲が変わるたびにごそごそやってウザイと思ったかも。

(いや、それより、ガールズグループが出てくるたびに、

やれやれ休憩だと言わんばかりにすわって何か食べ始めるのにムカツイたかも。)

こんなにペンごとのペンラが振られると、

公式のピンクのペンラは意味があるのかなと思ったけど、

まだ公式のない子たち、ペンの数が少ない人たちの出番で、

会場が暗くなってしまうことを考えると、あったほうがいいのかなと思う。

(まあ、タダだし)

そうそう、2013年のSMTOWNでは、当日会場で配られるはずのペンラが会場に届かなくて、

配布されなかったために、いやに会場全体が暗かったことがある。

うちには後日送られてきたペンラが箱のままあったはずとおもって、探してみた。

20150706.jpg

左がおととしの。右が昨日の。

去年は映画館で見ていたので、公式は持っていない。

(2日分、10万本のペンラの発送料ってどれだけかしら?と思うと、なんか寒気がするけど。)

ユノが来ないので、赤が減るという噂もあったけど、

それはやっぱり噂で、チャンミンの出番には見事なレッドオーシャンになった。

一人で「東方神起」として東京ドームのステージに立つことになったチャンミンを応援しなくちゃという

使命感を帯びていたようにも見えるし、

そもそもトンオンリーじゃなくて、これまでにもちょいちょい浮気をしてたというトンペンも多いのかもしれない。

少しでも赤くという思いか、両手いっぱいに赤いペンラを何本も持っている方もたくさんいて、

歴戦のツワモノみたいに見えた。

どの色が多いか少ないかが、会場にいたらわかるかと思ったけど、

何しろ本数の多い赤が「圧倒的にきれい」というくらいで、

青も緑も白も、単コンに負けないほど染まっていた。

会場にいて一番面白いのは、あのペンラが次々に変わる瞬間かもしれない。

満員だった5万席に配布されたペンラの何倍の数のペンラが、

ドームに持ち込まれたのだろう?

ツイッターでもいくつか指摘されていたけど、

赤と緑は「つけっぱなし」が多い。

赤と緑の「つけっぱなし」は理由が違うような気がする。

赤はトンだけのために来たという主張を感じるし、

トロール隊みたいな雰囲気もある。

あの、赤くて長いの、警棒みたいだもの。

緑は、SMの中におけるシャイニの存在感を後押ししているような感じがする。

いや、単にシャヲルは消すのを忘れちゃってるだけかもしれない。

ほかのアイドルに夢中になっているシャヲルをたくさん見た。

青はりちぎにこまめに、つけたり消したりする。

メンバーが一人でも登場して、一斉に青になったときの効果を考えているかのようだ。

最後に着ていたシャツを脱いで会場に投げようとして、

一度床に置いてきれいにたたんでから投げるリーダーの「きちんとした」姿勢が反映されている?

(いや、ひと芝居うつことを忘れないというか)

白はEXOが登場したことに熱狂して、すこししてバラバラとつきはじめる。

ファンとしての姿勢よりも、自分の感情が前に行ってしまうようだ。

ピンクは公式と同じ色なので、変化はわかりづらいが、

少女時代の出番になると、男たちの背中が目立つ。

(それまで座ってたのか)

そんな面倒なことをペンにさせずに、公式ペンラを無線制御できるLEDのにすればいいのにと思うが、

ペンラの数はそれぞれのグループがペンとの間に築いてきた人気の証しみたいなものなので、

人気があってもなくても色が変わるのでは面白みがないし、

やっぱりペン同士が競って声援を送るというのが、

ドームで4時間半、50曲以上というイベントにファンを飽きずに参加させるいい方法なのだろうと思う。

応援カラーがあるというのは、K-POPが持ち込んだ文化だけど、

日本ではドリコンのように、ペンごとに席を分けるようなイベントがないので、

SMTOWNのアナログなペンラ事情がとても面白い。