4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

兵どもが夢のあと

去年の10月のスパショ6から始まったSJおよびそのユニットの怒涛のライブ攻撃も、

ようやく終わった・・・。

この先このメンバーでステージに出るのは当分ない、

おそらく3年くらいということなので、

エイネのヘッドライナーが発表になったときから行くぞ!と思っていたんだけど。

うそのように暑かった夏までが終わってしまったようだ。

残暑が厳しくて汗だくになるのを予想していたのが、

雨と寒さの心配をすることになろうとは。

いろいろあって(最初から見るのはとても大変だから)、

午後7時にようやく席に着いた。

わけあって(雨だから)自分で取った(とてもステージが見えるとは思えない)アリーナ席をやめて、

(屋根のある)上層スタンドのさらにその上段から見ることになったんだけど、

視界には会場全部、双眼鏡の中にはSJメンバーがすっぽりおさまる感じになって。

ヘッドライナーのSJの出番は7時半と予想していたのがぴったり。

席に着くと同時に1つ前のVAMPSのステージが始まった。

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HYDEが「雲は向うへやっといたから」と言ってたけど、

VAMPSのステージの間、本当に雨は上がっていたようだが、

SJの時間になってまた降りだしたらしい。

と言っても、屋根の下の私は、スクリーンに誰かがアップになって初めて、

細かい雨が降ってるんだということが分かっただけだ。

1曲目は何かな、今日はどういう構成なのかなと、

昨日はいつにもましてすごくわくわくしていた。

1曲目は「Bonamana」。

SS6の「TWINS」は背景の効果を必要とした振付だからかな~と思ったが、

「ミイナ」は明るくて、テンポもよくて、K-POPっぽいリズム感もあるし、

私も大好きだし、「Sorry, Sorry」「Mr.Simple」と続くと、

ああ、SJって本当にライブ向きだな、

それも大勢を一気にのせる、空気を変える曲を持ってるなと改めて思う。

前があれだけ派手なロックバンドのライブだったのに、

一気にa-nationからSuper Showの会場に変わる。

味スタは満席と言うわけじゃなかった。

出番が終わった出演者のファンは帰った人もいただろうし、

VAMPSが終わって、終演後の電車の混雑を避ける人たちはずいぶん退席したし、

私のいた上層スタンド上部もかなり空いたけど、エルプばかりが残っていたわけじゃない。

アリーナはエルプが多勢だったかもしれないけど、

後方は純粋に夏フェスを楽しむ人たちが結構残っていた。

エルプじゃ味スタを埋められないという声もあったけれど、

日本ではなかなかテレビに出ることもなく、

K-POPファン以外には知られることもないSJだからこそ、

こういうイベントには出る価値があると思う。

SJはおそらく一般の人たちにはイメージとは大きく異なる、

聞くと見るとじゃ大違いなグループだと思うからだ。

歌がうまい、ダンスがうまいという評価の他に、

ステージ上で何かやるのがうまい、という基準があれば、

SJは間違いなくトップクラス。

100回を超えるスパショのステージ経験は伊達じゃない。

観客動員力というのとはまた違う意味があるのだと思う。

SJがいないところには、エルプもいない。

当然のことながら、SJとエルプが作り出すあの何とも言えない空間は、

スパショに来ない人が知るはずもない。

一部、SMTOWNではほかのペンたちにも披露されているけれど、

それでもK-POPペンの域を出ていない。

不思議なことに、エルプだけの前じゃなくても、

SJはいつものスタンスを崩さず、

いつどこで見ても、気負ったところもなく、ひるむところもなく、気取ることもない。

SJが安定して、いつものSJであるから、

エルプも安心して、“いつものやつ”を繰り出す。

私も、席の周囲が無関心そうだなあ、私一人で来てるしなあと思ったけど、

「ミイナ」が始まった瞬間にそれを忘れましたね。

3曲終わって、いつもの自己紹介のトークに入る。

リョウクから始まるのはいつもと同じだが、いつもと違ってキュヒョン、イェソンと続き。

自分の番が終わると舞台をはけていくので、次はKRYだとわかった。

KRYは1曲だなと思っていた通り、「Join Hands」。

このステージなら、「Point Of No Return」か「月触」のほうが似合うと思ったけど、

出したばかりの曲なので、ここは仕方なく。

次のウネのステージもセトリは予想通り。

土曜日の夜の野外ライブにぴったりの「SaturdayNight」、「Oppa, Oppa」と続く。

これが大きなステージは最後って意識しているのか、

いつもよりヒョクの動きが大きく、いつもはしないよけいな動きが多いことが遠目にも良くわかる。

歌い終わって、めずらしくドンへとハグ。

メンバーが衣装替えをして再登場し、ここから場内一周のトロッコタイム。

「Disco Drive」「Wonder Boy」「バンビーナ」。

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この衣装は8月7日の「人気歌謡」の時のだ。シウォンがいない・・・。

曲はSMTOWNやLAではなかった「Disco Drive」と「Wonder Boy」を入れてきた。

SJはいつもけっこう古い曲をちょこっと入れるけど、

今回はオープニングが「TWINS」じゃなかったので、

「Don't Don」から1曲入れたのかな。

こういう選曲って、誰の意見かわからないけど、

いつも古くからのファンに配慮しているように思う。

そのあとは「Rockstar」「Let'sDance」で、

もう踊ってんだか、騒いでんだかわかんないいつもの光景からの

もう恒例となった「チョギワ」。

もう最後なら1曲通して「チョギワ」踊ってほしかったな~。

誰の入隊の前もそうだったけど、最後に必ず何かをやらせる。

ヒョクが出て、ドンへが指名され、ストリートダンスっぽいステップやレインボーを見せて、

シウォンが全然曲に合っていないチョギワを踊る。

最後は、初めてナマで見る「Devil」。

上から、遠くから見てると、

ステージの上をいろんな「色」があっちへ行ったりこっちへ行ったり、

集まったり、広がったり、

ほんとに楽しくてにぎやかなステージ。

涼しくて熱い 味スタ

肌寒い秋雨の シャワー

1時間15分ほどの「ヘッドライナー」のステージだったけど、

いつもの4時間のスパショをギュギュギュっと凝縮したような、濃い時間だった。

東京の郊外にある、かつての米軍調布基地跡にある味スタ。

メンバーはここが基地の跡地だっていうことは知らないと思うけど、

兵士を終えたお兄さんたちとこれから兵士になるメンバーたちと、

夢の一夜。