4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

一瞬の関係じゃないから

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キュジョンのコンサートを思い出しながら。順不同。

会場の最後列だったのに良く見えた。

(2階席をいれても700人の客席ってステキ!)

あいかわらずのキュジョンのスタイル。手足の長いこと。

たぶんちょっと太目に見える厚め?の「生地のパンツだったけど、それでも長い。

ちょっと光沢のある白いジャケットがかっこいい。

オープニングはソロ曲だとおもったのに、「ホシゾラ」だった。

しかもピアノ1台のナマ伴奏。

ふつうに何曲くらい歌うのかな~なんて思っていたので、

2曲を歌った後、MCのみんしるさんと通訳の根本さんが現れてステージに3人で座り、

みんしるさんとの話の流れで次の曲になるとピアノの伴奏が始まり、キュジョンが歌いだす。

椅子に座ったままだったり、立ち上がったり。

いままでMCさんと通訳さんがその場にいるままで歌った人を見たことがない。

みんしるさんは東方神起のMCさんと言うイメージが強くて、

MCは誰かなあと思っていた中で出てこられたのがちょっと意外だったけど、

根本さんとの強力タッグでよどみなく進行。

歌とダンスだけを見せるコンサートなら、キュジョンの日本語だけでも良かったかもしれないけど、

進行に関するキュジョンの負担を減らすという意味なら、

よく練られた演出だったと思う。

ファンミじゃなくてコンサートなのにトークが多いのかとおもいきや、

キュジョンはけっこう歌いました。

いろんな曲をピアノの編曲に変えて、原曲のイメージとは全然違う曲になってたのもある。

「警告」と「Love Ya」はSS501の最初の曲と、今のところの最後の曲。

「警告」でのキュジョンのパートは最初から2分30秒後で、

当時はダンスを思い切り踊っていたので、歌うころには疲れていたと。

検証してみる。

「警告」 by SS501

確かに。メンバーは一息つくところだ。

出演したドラマ「SOS~私を助けて」のOST曲と「僕の頭が悪くて」。

「ネモリ」は最初にデモを聞いた時、前奏が子どもっぽいと、メンバー3人とも思ったそう。

今回のコンサートの準備をしながら、歌いながら泣いたという「Be A Star」。

5人でのさいたまアリーナでのライブ映像が流れて、

ニセメンバーも登場し、今日一番の盛り上がりを見せる。

何に泣けたんだろう?

この曲の歌詞なのかなあ、この日の6000人のファンなのかなあ。

「Be A Star」 by SS501

それと、「愛を描く」。やっと聴けた!

日本ソロデビューなのに、日本ではなかなか歌ってくれなくて(というか場がなかった?)、

「愛を描く」 by Kim Kyu Jong

ソロデビューアルバムの「Summer Love」も披露。

「Summer Love」はダンスがかわいい。ちょっとジョンミンの「Summer Break」っぽい。

後半はみんしるさんと根本さんが下がって、ダンス曲を続けて。

順番をよくおぼえてないけど。

「Yesterday」「Wuss Up」「UR Man」。ここまではたぶん歌うだろう~という想定内。

Deja Vu」はちょっとびっくりした。

「Love Like This」と続いて、両方ともオリジナルダンスに近かったので、キュジョンも息が上がる。

アンコールは「弱虫」とか「スノプリ」とかを持ってくるのかと勝手に思ったら、

意外に日本でのシングルカット曲だった。

「KOKORO」「Distance ~君とのキョリ」そして「Lucky Days」。

「Lucky Days」 by SS501

韓国曲に比べて、日本の曲はちょっと幼いというか、

韓国曲がセクシーで大人っぽいのかもしれないけど、

活動中はそれほどでもなかったような曲をメンバーはソロになってからよく取り上げる。

メンバーがあまり好きと思っている風はなかったし、

マンネだけは、それほど思い入れがなさそうで、あまり歌わないけど。

マンネもポニキャニと契約したんだから、これからは歌うかな?

(あれ?するとAVEXから出した曲は歌えるのかな?日本語じゃなきゃいいのか)

日本の曲は愛だの恋だのを強調しない代わりに、

若者ならではの希望や不安や仲間を歌ったものが多いので、

案外年をとってから良く聴こえてくるのかもしれないし、

今の心情に重なるものがあるのかも。

~Lucky なだけの一瞬の関係じゃないから 開こう明日の扉~

そうそう、長い関係だよね、私たち。

「Be A Star」も含めて、すごく明るくてJ-POPらしい曲だけど、

今改めて歌われると、歌詞の各所にちょっといろいろ思い浮かんじゃって、

「心のやらかい場所」をきゅっとしめつけられる。

それと5月のファンミの時も思ったけど、すごく声が安定してた。

たぶんミュージカルの発声練習のせいだと思うけど、

声量も増してるし、何より歌い続けても大丈夫。

まあ、この曲数とダンスで、1日2公演はいろいろ自信がなければできないだろう。

ピアノ1台の伴奏でも堂々としていて、あの不安そうに声を絞り出すキュジョンはもうどこにもいない。

(追記)

後から思い出したけど、キュジョン、ピアノ弾いてた。

今日のピアノ演奏をしたセヨンさんが先生だそうで、

どういういきさつでピアノを弾くことになったかは言わなかったけど、

なんかいきなりジャズっぽいのを弾きだして。

そりゃお世辞にも上手とは言えないけど、

習ったことがないのにあのリズムがあれだけかたちになってるのはすごい。

私は双眼鏡で手元を見ていました。

あの長い指が鍵盤をたたいて・・・うっとり。