4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

ドロシー

曲のタイトルとか歌詞に誰かの名前(固有名詞)が入るっていうのが、

私はなんだか好きではない。

「キミ」とか「あなた」とか言われれば、自分のことと想定して聞くこともできるけど、

誰かほかの女の名前を言われても~って思ってしまう。

もし、その名前が自分の名前だったらいいかもしれないけど。

私は本名が歌詞にはいっていたことがあって、

それでけっこういじられたり、茶化されたりするたびに気分じゃなかったので、

嫌だろうと思うんだけど。

日本でも「メリー・アン」とか洋風な名前ならまだいいのだが、

たとえば「順子」とかっていうのはどうなのかと。

順子は長淵さんが昔好きだった女の子の名前だそうだが、「順」と言う字を使ったところがミソ。

「純子」じゃなくて「順子」っていうのがいいのかも。

「淳子」だと「桜田」の明るいイメージになっちゃうかな。

歌の中では、漢字から連想するものは関係ないけど。

日本中の「じゅんこ」さんはあれをどういう気持ちで聞いたのだろう。

好きなスターが自分の名前で歌ってくれるのなら、オッケーなのかもなあとも思う。

しかし、「順子」っていうのもちょっと時代を感じる名前ではある。

今は名前が個性的で、昔のように「一般的な女の名前」っていうのがなくなったこともあるかも。

韓国の曲ではこういう誰かの名前っていうのはあまり聞かないけど、

あるのかないのか。

あっても西洋風の名前だと思う。

「Dorothy」 by Super Junior-K.R.Y.

イェソンが入隊する前に録音したという「Dorothy」が、

SJのスペシャルアルバム2に入った。

KRYコンではもう披露済みで、2年前の音源を聞くより前にナマ歌を聞くことになったのだが、

「ドロシー」っていうのはなんか古くさい名前だなあと思った。

おそらく、ドロシーと言えば「オズの魔法使い」を連想するのでそこから取ったのだと思うが、

(それ以外だったらびっくりするけど)

聞いてる方が「オズの魔法使い」を知らなかったら、曲に込められた意味まで伝わらないかも。

歌詞を見ると「空を飛んで」とか「呪文」とかが出てくるので、

間違いなく「オズ」が下敷きだと思う。

SS4の時、「ドレミの歌」をつかって映画「サウンド・オブ・ミュージック」のパロディをやっていたが、

たまたま一緒にいた20歳くらいの子がその映画を知らなかったので、

シウォンがパパでシンドンがママで、ほかのメンバーが子ども役で、

面白いことをやっているようにしか見えなかったらしいというのにびっくりした覚えがある。

ママは子どもたちの元家庭教師で、パパの後妻だ。

背景には第二次大戦があり、実話に基づいているということを知っていたら、

あれはまた違った面白さが見えたのにと思うのに。

確かに古い映画ではあるけれど、テレビでも何回か放送されたお子さまにもおすすめの映画だけど。

ま、よけいなお世話か。

欧米(特にヨーロッパ)では、聖書とギリシャ神話の知識がベースにないと物語が面白くないものだが、

世界各地でスパショの公演を行うSJなので、

言葉が通じない分、有名なミュージカルとか映画をひいて、

共有できる世界を作ろうっていうところもあるのかもしれない。

「Dorothy」はリョウクが好きな曲だということなので、

若いリョウクペンが「オズの魔法使い」のことを知るようになれば、

それもいいかも。

そういえば男の名前ってあんまり歌にならない。

それに、「そんなヒロシに騙されて」とか「いまさらジロー」とか、

あんまりいい方には使われないかな。

(しかし、たとえが古い~)