4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

十三夜に

2日とも行こうかなと思っていたジュンスの横スタ。

この時期の夜の野外だしとおもっていたところへ、土曜日にイトゥクのファンミも入ったので、

日曜日1日だけに。

今年の夏は猛暑だったのに、8月24日に急に気温が下がって、

それ以来わりと過ごしやすい日が続いていた。

というか、それからはっきり「秋」になったというか。

で、今年の「冬」は今日やってきた。

ゆうべから強い北風が吹いて、それが木枯らし1号だと今朝のニュースに出ていて、終日冷たい風に吹かれた。

昨日、豊洲では順番待ちの列に並んでいて、汗ばむほどの陽気だったのに。

でもねえ。

夏フェスとか、夏の野外は何度か行きましたけど、

秋の野外、ステキです。

特に今日のように、音楽が素晴らしい場合は。

おまけに今夜は1年で2番目に美しいと言われる「十三夜」。

5時の開演時間には、屋内の会場が一瞬暗転するように空が暗くなって、

そのあとちょうどスタンドの後方から月が昇ってきて、

スタンドと一緒にライブを見つめる格好になりました。

(幸い、雨じゃなかったから、こんなことも言える)

20151025.jpg

ライブ中は写真を撮れないので、これはアンコール待ちの間に撮影。

月は一番いい位置で、ジュンスのライブを聴いていたと思う。

ジュンスのライブで何が一番よかったかを決めるのはいつも難しいんだけど、

今夜はやっぱりこれかなと。

「BACK SEAT」 by XIA Junsu

これは昨日の動画だけど、今日のほうが良かったかなあと思う。

いや、現場にいたらちがうかもしれない。

たぶん今日の動画もあがったら、それは実際に私が見たものとはちがうと思うのだ。

花道の先端に座るジュンスの薄いシャツと首から下がるタイが冷たい風に吹かれてはためく様子を見ながら、

ここに「天井」がないってすごいなあと思えた。

スタジアムでコンサートをやると聞いた時は、せっかくのジュンスの声を野外で聴くのはなあと思ったのだけど、

なかなかこういう機会もないかなと思えるほど、

夜空と風と月は人工的に作る演出とはまたちがった味があって。

3人の曲で、ダンス曲でもある「BACK SEAT」を、

こういうジャズっぽいアレンジで、踊らないジュンスで聴くことになるとはおもっていなかったのと、

いままであんまりジュンスに「セクシーさ」を感じたことがなかったのに、

これはなんかとっても・・・良かった!

もしかして、1人でこの曲を歌うジュンスを見ることはもうないかもしれないとも思ったし。

ベッドを演出につかった「No Reason」より、セクシーでしたよ。

それは日本語に訳された歌詞と、「風」のせいかなと思う。

ジュンスの衣装は光沢のあるシルクみたいな白いシャツで、

透けているわけでもないんだけど、ずっと風のせいで体に張り付いていて、

長いタイはひらひらとジュンスのまわりにまとわりついていて。

あれって屋内の会場だったら、ただ照明に光っていただけでしょうに。

ピンライトは月明かりのようにも見えたし。

ジュンスにしては珍しく地味な感じの衣装なんだけど、

野外でのあの「風」を計算して、あの衣装を決めていたとしたら、

スタイリストさんもすごいかも。

ジェジュンやユチョンのソロで「BACK SEAT」を聴いてみたい気もする。

きっとまったく違う曲になるだろう。

ユチョンのはたまらなくエロそうな気がする!

それとなんか今日はジュンスの「おしり」がやけに印象に残っている。

この衣装でセンターステージからメインステージに戻るとき、、

客席に背をむけたまましゃべりながら歩くシーンがあって、

やたらプリプリしたおしりが強調されてて、客席からもちょっと笑いが漏れた。

ジュンスはなんで笑われたかわかってなかったと思う。

自分で「おしりゆらして」といって歌った「Midnight Show」より、

こっちのおしりのほうが強烈だったよ。

「Midnight Show」 by XIA Junsu

オープニングの派手な炎と花火の演出も、

前日から話題になってた「ベッドシーン」も、

本物のオンマの登場も、

シルクロード」の映像で四足動物らしくなく不自然な足運びで走るラクダも、

ジニータイムの久しぶりの「Love In The Ice」も、

だんだん思い出すとどれもこれも見ものだったけど、

今日はジュンスが意図せずペンに向けたあの「おしり」、

あれだけ綿密に演出されてたコンサートで、

おそらくそれは想定されてなかったであろうあの動き、

踊ってるときじゃなく、ただ歩いているときのあの「おしり」、がハイライトだったかな。

たぶんどっかで動画が上がるんじゃないだろうか。

今宵、私たちはジュンスと月の間にいて、たぶんどうかしている。

ダブルアンコールの「TAXI」。

初日のセトリを見ていたので、「TAXI」が来ることはわかっていたんだけど、

どうして今回はこれを選んだかなと思っていた。

それがあの流れの中で聞くと、

「TAXI」と「BACK SEAT」がつながっているように聞こえる。

手を取るのをためらってた男の子が、

強気に誘惑するようになったか、と思ってしまう。

でもジュンスの歌い方は絶対にエロくはならない。

それを本人もわかっているようで、

「知らないうちに30歳になるけど、これからは(大人っぽくとかセクシーじゃなく)元気な男をめざす」と。

それはたぶん体のことだけじゃなくて、

精神的にもっていうことかなと思う。

昔は結果が怖くてできなかったことも、しっかりやっていくってことかな。