4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

未知との遭遇

EXO東京ドームの2日目を見に行ってきました。

やっぱ初ドームは見ないと、と思って。

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FCでもないのであとからごそごそ探したチケットで、こんな天空の席。

そういえば初SJも初トンも初しゃいにも、こんな席でしたよ。

ステージがロゴマークと同じ六角形に組まれていたおかげで、

全体を見渡せたと思えばよかったかと。

この席、みんなが立ってしまうと一番見えないのは意外と一番手前のステージ。

後から言われて気づいたのだが、

EXOメンバー8人以外のダンサーというのがまったくいないステージだったので、

メンバーはメインステージとセンタ―ステージを行ったり来たりする上に、

ぐるぐる走りまわったりする。

ロッコも大きいのと小さいのがあって、外周と中の通路を行き来し、

そういう意味ではドームと言う大きな場所を若さで走り切った感じ。

野球選手でさえ、3時間ずっとこの場所で走ったりはしない。

前に見たときは「12人」だったので、8人はやっぱりちょっと少ない感じがする。

演出的にはスパショ6のストーリー仕立てに似ていて、

彼らの出自というか月の裏側にある惑星から来たという来歴を紹介するVCRから始まって、

その未知との遭遇のステージが繰り広げられていく。

こういう新しいグループを見るとき、

今までに見たほかのグループと比べるのは良くないし、

良くないところを探すと言うネガティブな視点もよろしくないと思う。

違って当たり前なのだから、まずどういうところがいいところなのかなと思って見るようにしたい。

そういう意味ではいいところはいっぱいあった。

8人もいるけど、個々の持ってる能力、歌とかダンスとか、はものすごく高いし、

思い出すだけでも見せ場もいっぱいあった。

デビューして4年くらいだから、全体的に曲も新しめな感じで、

それでいてSMらしい路線は守っている感じ。

東方神起感もSJ感もSHINee感もそこここにあって、

行って見れば「The SM」っていう感じではあるんだけど、

これはEXOならではだよね、っていうのはちょっと今回は見つけられなかった。

ま、天空の席だから、そんなによ~く見たわけじゃないけど、

ドームのライブはけっこう行ってるし、これでも。

最初にかためられたコンセプト、惑星から来た2つのグループ、

EXO-KとMっていうところが、4年にしてもう大きく壊れていて、

グループとして何を見せるかっていうところは、あんまり新しくなかった。

若々しさを強調した演出と個々の能力のすごさに頼っていたような。

その辺はこれから作っていくものなのかもしれないが、

それなしにドーム公演をやったっていうのはすごいところかなと思う。

もちろん、当分トンもSJも不在になるというお家の事情はあるとしても。

スポーツでもチームプレーと言うのは不思議なもので、

一人ひとりの力が弱くても、チームワークというまた別の人格で、

強いチームに勝ったりしてしまう。

「One for all, all for one」の精神。

そういうのって、全員が絶好調の時ではなく、

誰かが不調だったり、不意の出来事があったりしたときにより発揮されるもの。

レイの不参加と言うのは東京ドーム公演に緊張感をもたらしたと思うし、

彼らにとってこのドームツアーを乗り切ることがまず大きな目標なのだろうと思う。

(出ないことがいいつ決まったのかは知らないけど)

EXO感はイマイチよくわからなかったけど、その緊張感は良く伝わってきた。

最初からすごく飛ばしていて、途中も全速で走り回り、

これで3時間持つのかなあと思って見ていたが、

最後のほうではみんなかなり足にきていて、思わずペンラを握る手に力がこもった。

広いので、見えないところでもみんな走っているのだろうし、

ほかの会場で3時間やるのとはまたわけが違って

ちからの配分など考えている余裕もないのかもしれない。

EXOと言うグループの1つのライブを見たというよりは、

いくつものソロライブをいっぺんに見たという感じ。

特にボーカルラインはかなりの迫力で、

それはそれでけっこう満足感はいっぱい。

Drop That」という曲が良かったんだけど、

いい動画が見つからない。

というか、誰かFocusすぎて、私が良いと思った絵づらのものがない。

このボーカルたち、ずっとグループでやるかな。

ソロになりたいよなあ、みんな。と思う。

グループでなければ生きていけない子が少なそうで、

それはそれでグループ好きには不安要素かも。

そういうわけで何が足りないのかなんて心配無用。

そのうち彼らが自分たちで考えるでしょ。