4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

紅白とクリスマス

おおみそかは今年もぼ~っと紅白を見て過ごしました。

MBCはどうせ回線混んでてブツブツだろうし。

その紅白、いつもは出場歌手順を見ながら、

ここで洗い物、ここ(たいてい演歌)でトイレ、ここまできたらお風呂を沸かして、

と、だいたい想定しながら見るんだけど、

今回はどういうわけか目が離せず。

最初に総合司会の黒柳徹子さんが、

「今年の紅白はエンターテインメントです!」

と言ったわけがわかったような。

とにかくテンポが速い、

知ってる曲が多い、

コラボには、出場歌手以上の大物(ミッキーとかスターウォーズ)が多い。

で、演歌の大御所が歌っているのに、

カメラはなぜか下手なバックダンサーを映す。

(AKBとかNMBとかが出ていて)

藤あや子ファンはちょっとおかんむりでしょうね。

民放の歌番組が、だんだん韓国の歌謡祭っぽく、

とにかくよけいなもの(CMも含めて)を入れずに、

次から次へと歌わせる方式になってきたかな、最近、と思っていたところへ、

その波が国営放送にも押し寄せたようだ。

トリが聖子とマッチだったことからもわかるように、

紅白のターゲットがグンと若がえったってことだろう。

いや、ターゲットというより作り手かな。

子どもからお年寄りまでと言う建て前がありながら、

そのすごく小さい子とかなりのお年寄りをスパッと切り落とした感じ。

自分が若いころばかり振り返る中年層に今の流行りを聴かせ、

ヲタたちに良き時代のJ-POPを聴かせ、

製作費削減真っ最中の民放では呼べないゲストを呼び、

今年の総決算と言うよりは、

どうしたら面白いかということに重きをおいて作ったように見える。

少なくとも私は、その作戦にはめられちゃいました。

前夜に「SONGS」のスペシャル版、「X-JAPAN」を見ちゃったせいもあるし、

数日間、宣伝番組を見ていたせいで、「TMの中川くん、来るかしら」とか思っていたせいもあるし。

昔のように「紅白には出たくありません」なんていう反抗期的な人もいなくなった代わりに、

「みなさんがよろんでくれるならでますよ」的な大御所も増えて、

それは「こういう番組を作ります」っていう説得材料があったせいかもしれないけど、

話題のつくり方が、今年は民法よりNHKのほうが上手だったような。

お金がない時こそ体を使え、知恵を絞れと言うけど、

頭がつかれちゃってんのか、民放、みたいなこともあったようなので、

こんなことやってみたいという目標に向かって、

やってみることができるという余力があるのって強いなと改めて思う。

お金がないと、どうせダメと思うことを考えることさえできないもんね。

悲しい。

J-POPからは離れているので、

そういう私でも知っているちょっと前の曲はなつかしかったし、

すごく最近の曲は、K-POPとはまた違った面白さがあった。

金爆も、ここまで来ると年末恒例になりそう。

日本はバンド全盛なんですね。

これだけいると、やっぱりCNとかFTが出てきて、

さらにファン層を広げるのは難しそうと思う。

逆に言えば、バンドに慣れているという下地があるので、やりやすいと言えるのかもしれない。

それと紅白でいろんなバンド見たけど、

X-JAPANも含め、やっぱりボーカルの声が個性的なのってやっぱり必要だなあと思った。

まだあんまりちゃんとは見れてないけど、

韓国の年末の歌謡祭は以前ほど面白味がなくなったような。

一緒のステージに上がればコラボ、というわけじゃないと思うし、

高尺ドームなんか、明らかに出演者よりも大掛かりな演出を見せたいという魂胆が見え見えだったし。

去年のJ-POPでの私のイチオシはこれだった。

「クリスマス・ソング」 by Back Number

紅白には出られなかった。

10月からのドラマの主題歌だったので売り出したのが遅かったこともあるし、

クリスマスソングだしな~と思ったけど、

紅白に出たバンドの曲より売れたのよね、これ。

ドラマも、「ザ・ラブコメ」で良かったんだけど、

いいところでかかるんだ、これが。

来年のクリスマスでも聴けたら本物かも。

謹賀新年。