4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

涙の演技

イェソンについて意外だったのは、

演技が上手だったこと。

歌手が自分のMVに出て演技をすると、

こっちが気恥ずかしくなるくらいにわざとらしいものだが、

兄さんの演技には、そういうところがない。

「Here I Am」 by Yesung

ドラマ仕立てのMVなので、

見入ってしまうと曲があまりに自然すぎて流れてしまうんだけど、

画面を見ないで曲だけ見ててもドラマが浮かんできそうだ。

先日のデュエットとの違いもよくわかる。

イェソンが高音を思い切りのばした時の、

聞いているこちらの感じる心地よさ。

それでいて少しハスキーな声で絞り出すような切なさ。

甘すぎない穏やかさ。

前半から頂点に向かってどんどん登っていく感じ。

もっと若いときからイェソンが歌うとなんかまっすぐではなく、

いろんな心の揺れとか、とまどいが感じられた。

それって歌う上での演技ってことだったのかなあ。

余談だけど、このMVのふたりって、

どうしても別れたくなさそうなのに、どうして別れないといけないのかなあと思う。

そこをくどくど書くと、しょうもない話なのかもしれないけど、

そうした状況設定を全部飲み込んで、

この再会と別れの場面だけを演技するって、

もう、俳優の仕事。