4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

YEGIT その2

最初の話と最後の話のどちらを先にしようか。

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今日は昨日よりも正面の席で、

昨日よりもとなりが落ち着いた人だった。

(母親に連れてこられた中高生くらいの男の子で、途中で爆睡してたので静かだった)

昨日一通り見て、流れはわかっているから、

1曲目からじっくり見ようと思っていたところ、

あろうことかイェソンが歌詞を間違えて、「もう一度」といって最初からやり直した。

せっかくマイムでオープニングを盛り上げていた役者さん、お気の毒に。

(あとで話の訳を見たからわかったんだけど)

「僕が書いた曲なのに、間違えちゃって」ということだったらしい。

1曲目「My Dear」。

アコースティックにゆったりと幕開け。

「My Dear」 by Yesung

エンディングみたいなこの曲でオープニングなんて、ちょっと驚いた。

でもこれで一気にイェソンワールドに引っ張り込まれる。

3曲目には日本語で出した曲「Promise You」を韓国語で。

確かにこのKRYの曲はリョウクやキュヒョンはソロコンでは選ばないだろう。

キュヒョンはいわゆる今風のJ-POPっぽい曲が好きで、

リョウクは歌い上げる感じの曲。

イェソンはメロディラインの優しい曲が好きなのねと思う。

イェジト最初の3日では次に「モクチ」を入れていたようだけど、

子の後半の3日は「君じゃなきゃダメなんだ」に変更してきた。

本人曰く、「僕を有名にしてくれた曲なので」。

最後の話をすると、今日のアンコールで歌った「モクチ」はこれまでで最高に良かった。

イェソンペンなら「モクチ」なんて何度聞いたかわからないと思うけど、

この曲、こういう風にも歌えるんだと思わせてくれて。

この曲はドラマのOST曲であることとは関係なく、もう本当にイェソンのソロ曲になったなあと思う。

この動画はでなくても音がほしい~。

イェソンらしいフェイクが映える曲も選曲されていた。

「Sorry, sorry Answer」、「U」、「Simply Beautiful」。

イェソン好きはこのフェイクたまらんでしょう。

メインボーカルだけど、圧倒的にメインメロディよりもフェイクがかっこいい。

それでロックバラードがいいと思っちゃいがちなのだが、

本人の嗜好とはちょっと違うらしい。

「Simply Beautiful」 by Super Junior

トゥギも前に、イェソンが戻ってきて声に厚みが出て、というようなことを言ってたと思う(と思います)。

このフェイクが入ると、リョウクやキュヒョンのきれいな高音も映えるし、

グループのかっこよさも増す。

最近のグループはダンスが難しいので、圧倒的にダンスのうまい子が多いけど、

ちょっと前(もうひと昔前と言ってもいいけど)のグループは、歌重視だったので、

グループとしての音は圧倒的にベテラングループの方がいい。

今の子たちも歌が下手というわけじゃないけど、

昔の方が、声をいろいろ揃えていたと思う。

それでどのグループが歌っているかってはっきりわかったものだけど、

最近はあまり区別がつかない。(私が関心がないせい?)

序盤のOSTメドレーが終わったところで、キュヒョン登場。

今日はミュージカルがある日なので、来ないと思ってたので、会場も大騒ぎだった。

いきなり出てきてイェソンも驚いた風で、いきなりデュエットを1曲歌って帰っていった。

歌詞は用意してあったようなので、サプライズということでもないようだけど、

どの場面で登場かはわかってなかったといった感じだった。

ミュージカルは夜の部だったようなので、本当に行きがけに寄っていった感じだ。

それであれ、歌っていくんだから、おそらく即興で合わせたイェソンもすごい。

「Your Eyes」 by Yesung & Kyuhyun

イェソンもダンスが下手だ下手だと言われながらも、

ひと昔前にSuper Juniorに選抜されただけあって、

別にダンスが踊れないわけじゃなく、

もし最初からイェソンのダンスだけを見てたら、それなりなのかなと思うレベルだ。

ま、ちょっとポーズが独特だけど。

ウワサの「This Is Love」は、ヒョクとドンへのブレイクダンスを知ってるからやっぱり笑っちゃうけど、

KRYの3人がダンスに対してなみなみならぬ意欲を持っていることは、

3人のソロコンを見てよくわかった。

でもダンスは練習を積めば格好は付くようになるだろうけど、

持って生まれた声だけはどうにもならないということかな。

後半のゲストに出てきたトゥギが、

(あとで話の訳を見たからわかったんだけど)

「やっぱりダンスはやらない方がいい」と言ったらしい。

それで、タイトルのように甘ったるい雰囲気に包まれていたコンサートだけど、

トゥギが「どうして1位になれなかったの。エルプのせいでしょ」といったものだから、

会場の空気がちょっと引き締まった感じがあった。

毎回、「泣いてた」といわれる本編最後の曲、「ムンヨロバ」では、

会場で「甘いコーヒーデート、ありがとう」というバナーも上がるし、

やっぱりちょっとじわっと来てたようだけど、

そのあとのアンコールでは、誰か一人のエルプが大きく声を上げて、

今歌ったばかりの「ムンヨロバ」をファンだけで歌ったことで、きっとうれしかったと思う。

この3日間の初日では全然歌えてなかったようなのに、

エルプはちゃんと合わせてきた。

あ~、だからそのあとの「モクチ」が本当に良かったんだね。

アンコールの最後はアルバムから、KRYコンでも披露された「Confession」。

最後も好きなタイプであろう曲。

「Confession」 by Yesung feat. Chanyeol(EXO)

終わり方にしてはまたしっとりでも劇的でもなくて、

かわいらしかった。

始まり方も終わり方も、これがイェソンの流儀なんだろう。

ありがとうを連呼するでもなく、さっと幕が下りて、

3時間弱の間にいろんなことがありすぎてちょっとぼおっとしたけど、

終わってから誰かとわいわい騒ぐよりは、

本当に一人でちょっとコーヒーでも飲みたい気分で。

それで、何か自分のためにおしゃれなものでも買って帰ろうかな、という感じ。