で、ジュンスのことです。
いやしかし、ステージの後ろ側まで客席だったのにはちょっと驚き。
アイデアとして面白かったけど、効果としてはどうなのかな。
センター席の真ん中(天井のモニターの真下)にステージを作るならともかく、
踊る人にとっては「正面」は常に決まっているはずだし。
ファンミとかでは真ん中のステージっていうのを見たことがあるし、
たしかCNBLUEも真ん中に回るステージを作ってやったことがあると思う。
あと、BBがドーム公演で中央ステージをやったけど、ジュンスのように一人じゃないから。
今回の横アリは、これまでの座席表案内が使えるのかどうかわからなかったし、
あの席って、入ってみてわかるわけだから、びっくりしただろうね。
見きれ席として、半値でもよかったんじゃないかと思う。
文句はさておき。
今回はあまりの神席だったがために、
ちょっと冷静には見られなかったところもある。
いつもは高見から、セトリなんかを確認しながら、
ジュンスの歌や踊りはもちろん、演出とかダンサーさんの構成なんかも見て、
わりとよく覚えているんだけど、
今回はっきり言って、記憶が断片的。
最初にジュンスがサブステに来た時点で、
いつものDVD大画面が3D映画になってしまい、
奥のメインステージからジュンスがどんどん飛び出してくるように見えてしまって。
5月のSHINeeの時もアリーナの実感がわかったけど、
今回は横浜アリーナという会場のほぼ中央にいたせいで、
四方からジュンスに浴びせられる歓声の真ん中にいたので、
たぶん遠くから見ると、ジュンスのライブの演出効果の一部になってたんじゃないかと思う。
結果的にいうと、ジュンスがサブステにいた時間はそれほど長くなかったと思うけど、
次にいつ来るか、いつ来るかと思いながら見ていると、
本当に気もそぞろで、ライブを楽しむっていう雰囲気ではない。
ジュンスを楽しむって感じで。
声はマイクを通しているけど、
声の主はすぐ目の前で動いているでしょって。
目の前で動いているきれいなものを凝視する赤ちゃんと一緒で、
もうほかのことはどうでもよくなる。
はっきり言います。
神席ではライブは楽しめません。
でも何とも言えない高揚感はものすごくある。
周囲も尋常じゃない興奮だったし。
「神」席というだけのことはある。
目の前に降臨した神を崇める集団になってしまう。
びっくりして大声を出す人がいるけど、
私は驚くとかえって声が出なくなるタイプで、
あまり叫ばなかったように思うけど、冷静だったというわけじゃない。
たぶんジュンスの声がかき消されるほどの周囲の歓声だったと思うんだけど、
よく覚えてないだな、これが。
ジュンスが白くて、細くて、
90度にお辞儀をしたときの頭の形とか、細い指とか、
そういうジュンスを作る部品が、いろいろかわいかったことだけはよく覚えている。
サブステって、本当に四方からの視線が集中して、
特にソロコンサートではそれを一人で受け止めるわけだし、
ほぼ全部女だし(それもちょい高齢だし)、
どこを見ても、全員が「いま、自分と目が合ってる」って思いこんでいるし、
あの位置を楽しいって思いながらパフォーマンスできるって、すごい。
ダンサーさんは、自分の方向を決めてきっちりパフォーマンスするけど、
ごめん、それ、あのサブステでは見てないし。
あとでDVDを見たら、
ああ、こういうコンサートだったんだ~って思うのだと思う。
踊る曲はほとんどメインステージだったので、
それはダンサーも含めて、一枚の絵として残っているけど、
サブステに来て、そこで笑ってるだけのジュンスに負けてる。
いつもDVDは、近くで見るとこうなんだ~と思って見るけど、
今回は、遠くから見るとこうだったんだ~と思って見るのだろう。
アンコールのあと、ジュンスはどうしてサブステまで来なかったのかなと思う。
後方のスタンド席もいっぱいだったのに。
まあ、いつもわりとあっさり下がるから、
今回、あまりに帰ろうとしないファンに、
「帰ってください」というためにもう一度出てきたのが不思議なくらい。
でもなんか、歌いながら名残惜しそうにしているかなと思う場面はいくつかあった。
このツアーが兵役前最後になるのかどうか、わからないけど、
まあ、だんだん近づいているのかな。
あと、真ん中過ぎてびっくりしたことがもう一つ。
銀テープが降ってこなかった。
飛ぶ距離的にも範囲としても十分なところにいたのに。
私たちの周囲はうそ、って感じで、ちょっとあっけに取られてました。
空中戦でもぎ取った近くの方がありがたいことに分けてくださって。
でもサインは入ってない~。