BEASTが帰ってきた。
気が付くとちょくちょくカムバックしているイメージがあったけど、
「FICTION」以後はこれっていう新曲が出なくて、
私が見に行った横浜アリーナの後は、
そんなに大きな会場でもやらなくて、
ライブからも遠のいていたのだけど。
グループの中に曲の作り手がいることで、
ほかのグループに比べて自分たちの色を出しやすいかもと思っていたのだが、
いろんな意味でBEASTの話題を作っていたヒョンスンの脱退。
5人での再出発となった。
先に聞いたのはこっち。
ダンスがなくて、あれ?と思った。
活動曲はこっちだったのかな。
(2曲同時に出したりするあっちのシステムはいまだになじめない)
最近のセブチだとかNCTだとかのダンスを見ていると、
なんだか物足りない気持ちさえする。
でも、2,3回、動画を見るうちに、
BEASTってこういうグループだったよね、と思いだした。
けっこう激しいダンスもあったと思うけど、
「スム」とか「FICTION」とか、ちょっと暗めで、それほどハードではないテンポ。
そういうのがBEASTらしい。
「ピガ オヌン ナレン」とか、好きな曲だ。
それもこれも、ヤン・ヨソプという高音のきれいなボーカルがいるせいだけど。
それと双璧だったのがヒョンスンの声だったのに。
彼は見るからにセクシーで、BEASTではそっち方面担当でもあったのに~。
5人になるとやっぱり、あの突出した色気がなくなって、
ちょっとさっぱりした感じのグループになった。
日本で独立レーベルを作ったあたりから「?」という感じがしていた。
そんなことして大丈夫かなあと。
そのあたりの曲、ぜんぜん聞こえてこなかったし。
結果、大丈夫じゃなかったようなのと、そのあたりから不協和音が聞こえてきて。
私のオシだったヒョンスンが辞めることになっちゃって。
まあでも、やめたいって思って、心が離れた人を、
どうにか引き留めたところでろくなことがないと思う。
5人で再スタートを切るのは簡単じゃなかったかもしれないけど、
今の、音楽の風潮にとらわれず、
BEASTらしく戻ってきたことをうれしく思う。
どういう色で戻るかは、すごく考えたと思う。
それであえて、「今」を追うことなく、「BEAST」を取り戻したことは、良かった。
待っていたファンもいるし、それで1位も取れたし。
今のガールズグループ、それも人数多め、かわいい系が交代で1位になるなか、
K-POPにほれ込んだころのかっこいい音楽とかキレのあるダンス曲とかとは別世界になってて、
ちょっとでもブランクがあると、生きる道を探すのも大変だと思う。
前のやり方ではたしてうまくいくのかどうかっていうことは当然考えるだろうし、
でも、SS301が、「1位とか考えずに気楽にファンの前に姿を見せたくて」出てきたのとはまた違う。
どうやら会社がもめているらしく、
BEASTには稼ぎ頭として「1位」を取らなくちゃならない事情もあったようだ。
(というか、自分たちでグループをどうすると考えられないところは出てこられない状況みたい?)
自分たちの存続も、会社の存続もかかってるようで、
最近では契約を更新できるかどうかっていう節目で、「アイドルグループ7年説」も出てきて、
BEASTも正念場というか。
これまで6人で踊ってたのを再編成して、
5人で作り直してまたコンサートをやるってのも大変だけど、
Beautiful Show、またぜひやってほしい。