今となっては、いろんな憶測も出尽くした感があるけど、
そもそもの発端は、グループを創り上げ、
すべてのマネージメントをやってきた人がいなくなったことにあると思う。
バラエティからスタートさせたのもそうだし、
ドラマや舞台をやらせて、活動の幅を広げさせたのもそうだ。
いろんな方向へフィールドを拡げたことが、
結局、今の個々の力につながっている。
もともと会社が決めたメンバーだから、
友だちと違って、合う、合わないはあったとしても、
それが大人になるにつれて、生き方の違いとか、やりたいことの違いとか、
そういう方向性の違いも出てきたんだと思う。
誰と誰は仲が悪いんじゃないかとか、
誰と誰はすごく仲良しだからだいじょうぶだろうとか、
それは外から見ているファンが勝手に作り上げた事だったのかもしれない。
でも5人でいること、5人でならできることの意味を、
わかってきてただろうし、
それで大きなコンサートも、海外公演もやってきたんだから。
でもやっぱり5人をつなぎとめていたというか、
5人が素直に従えたのは、あの人の存在だったんだなあと思う。
だからあの人なくして、誰も彼らが1つになれる、
1人の言葉を信じることができなかったんだろうし、
会社にももまとめていく力がないから、
とりあえずいったん事務所を出て、
別々になろうかっていう、そういう道しかなかったんだろうと思う。
誰かが強力なリーダーシップを発揮すればよかったのかもしれないけど、
そもそもそういう雰囲気のグループじゃなかったし。
本当はどうだったのかっていうことは、
いずれわかるのかなあ。
でも、「解散」という言葉は、
メンバーのだれも口にしなかった、
「いつかきっと」を当てもなく待っている、トリプル。
彼らを育てたイ・ホヨン先生が倒れなかったらなあ、
病気が治って復帰してくれたらなあと何度も思ったけど。
いっそ「解散」って言ってくれてたら、
スパッと気持ちを切り替えて、
年月がいろんなことを解決して、
お互いのわだかまりが取れたときに、
「再結成」って言ってくれた方が、
良かったってこともあるかもしれないけどね。
別々になったことで、5人も良かったなって思ったと思うし。
当てもなく、いろんな状況が落ち着いて、
良い方向に向かうのを待ってるっていうのも、
けっこうつらいからね。