4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

いい兄さんの日 その2

それで、ライブの方はね、

(いきなりライブ)

前に行った横浜2daysが3階席と2階席だったのに、

今回が1階席の14列目っていう、

肉眼視聴可能な席だったせいもあったし、

セトリもすっかりわかってるし、

休日で、仕事してからのライブっていうわけじゃなかったし、

始まりも早いけど、終わりも早いし、

もうとにかく、イェソンを堪能したのでした。

何より、イェソン自身が、

ツアー16回目の公演ということもあって、

合間に映画の公開で、たくさんのファンの前に立っていたということもあったと思うし、

すっごく落ち着いていたように思う。

慣れない日本語での進行は大変だったと思うけど、

とっても楽しそうだったし、

最後の東京が一番大きな会場で、ドキドキしてたというけど、

すごくリラックスしてたように見えた。

セトリ自体はツアー中そんなに変わらなかったんだけど、

いろんなジャンルの曲がバラエティに富んでいて、

基本的にうまいからいつまでも聞いていられるし、

飽きない構成。

DVDが出たら、また何度でも見ちゃうんだろうなと思いながら聞いてました。

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嬉しそうに目を細くして笑うのがすごくかわいい顔なんだなあと思ったり、

ときどきいろんなことに対して愚痴っぽいのは、ペンとの距離が近いのかなあと思ったり。

特に自分の容姿と10年目にしてやっとソロ活動や俳優の仕事ができたことについては、

何度でも拍手をもらいたいみたいで、

ちょっと卑屈っぽく話すんだけど、

そういうところも性格かな。

他のメンバーのペンからみたら、そういうところがダメなのかもだけど、

イェペンにはたまらんところでもあるのだろう。

デビューしていきなり、ソロをやったり俳優をやったりする人もいて、

まあそういうのもラッキーだと思うけど、

イェソンのコンサートを見ていて、K-POPアイドルが必ず言うことを

彼は言わないなあと思った。

「新しい姿をお見せしたい」

「いつも頑張るイェソンでいたい」と最後に言ってたけど、

「新しい姿」とは言わなかったと思う。(言ったかな?)

考えてみたら、10年もの間(練習生を入れたらそれ以上)、

イェソンはいつの日か、ソロ歌手になったり、俳優になることを夢見てきたわけだから、

彼にとってはここがスタートだし、

何年もの間に、こうしよう、ああしようと思ったことがたくさんあって、

それを自分のものにする時間もたくさんあって、

(時間が過ぎる間には、そういうのが古くなっちゃうこともあったろうけど)

新人にはない味、たくさんの「ひきだし」をもってソロデビューしたわけだから。

私たちはSuper Juniorとは違った姿をソロ活動で見るけれど、

彼の中ではもう十分に熟成されたというか、

チャレンジではなくて披露だから、

多少、みんなにウケるかな?と不安がるところはあっても、

少しくらいの向かい風には耐えられるだけの気持ちはありそうだし、

(強い風には飛ばされそうなくらい細いが)

自分がいいと思っているものをもって、出られたというのは、

イェソンにとってラッキーだったんじゃないか。

「新しい姿をお見せしたい」というのは、

もう持ってるものを出し切っちゃった人が言うセリフで、

イェソンの「ひきだし」からはまだなんかいろいろ出てきそうな気がする。

その「ひきだしの中身」の面白さに気づいた人たちが、

またなにか新しい世界に引っ張り込んでくれるだろうし。

性格もまじめだって言われているけど、

言ってみれば職人みたいなタイプで、もともと器用だけど、

「他に何もできませんから」と言いながら、コツコツやって人並み以上になるタイプ。

そういう職人についたファンは根強いし、本人の息も長いと思う。

東京公演にはそれまでは歌わなかった日本のアニメやドラマの曲を入れてきた。

「どらえもん」の「ひまわりの約束」、

ワンピースの(じゃないけど、東方神起の)「明日が来るから」、

花より男子」の「One Love」。

これは日本の歌をサービスというよりは、

「日本でOST曲を歌わせてくれ!」っていうアピールだと思う~。

前にも書いたけど、日本ではタイアップ曲じゃないとダメっていうのに、

どうやら気づいたか。

SJペン、イェペン、Kポペン以外に、イェソンの名を知らしめるには、

やっぱりそれって思ったんじゃないか。

でなければ、嵐の歌を歌うか?

たぶん映画の中で歌った「勝手にしやがれ」があんなに受けるとは、

思ってなかったと思う。

キュヒョンのように歌ってほしい曲のリクエストを集めたわけでもなく、

それまで全然日本の曲を入れてなかったのに、

いきなり歌うのは、なんかある?

(「ハナミズキ」はもともとKRYの持ち歌だし)

おりしも、グンソク君の歌が「王様のブランチ」のエンディング曲になったらしいし、

歌手がだめだったときの押さえに大学で半導体を学び、

せっせと不動産を買って資産を築いているイェソンのことだから、

先々のことはちゃんと考えていると思う。

それにしても。

入隊前じゃないコンサートっていうのは、

こんなにも気楽で、楽しいものか。

「また来るね」っていうのを、普通に信じられるし、

どのくらい先までスケジュールが入ってるんだろう?と思いながら、

私のスケジュールは「いつでも来い!」って感じにしてお待ちしてます。