4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

SNSで愚痴ることについて

ちょっと前のヘンリー。

先日のアンバー。

自分はがんばっているのに、

まわりは何もしてくれないっていう「愚痴」のSNSが話題になっている。

ヘンリーの場合は、世界中のファンが彼を励ますというリアクションを取ったけど、

エンバの方はどうだったのかな?

もう、SNSにしか不満の持って行き場がなかったのかもしれないけど、

厳しいことを言うようだが、

それでどうなるモノでもないのになあ、と思う。

つくりたい曲、歌いたい歌を作って、

一生懸命プレゼンをして、

何とか世に出したい、CDにしたいと思っている人は、

世界中にいくらでもいるからだ。

たまたま彼らが、大手事務所に所属していて、

少しは名前が知られていて、

そういう音楽的な才能もあるんだよって知られていたとしても、

それと個人の活動とは、まったく別モノであるはずだ。

そもそも、その曲がすっごく良くて、誰が聞いても売れそうで、

今すぐにでも売り出したいと思うのなら、とっくにそうなっているはずと思うし、

周囲の人(おそらく事務所の人たち)が彼らに構わないのは、

それなりの理由があるからだろうと思う。

契約上、勝手に曲を出したりできないということになってるのかもしれないけど、

一番は、「曲の良し悪し」であって、

ヘンリーだから、エンバだからということではないだろうと思う。

あとこれも想像だけど、

日本の音楽業界に比べて、

圧倒的に業界関係者というか、スタッフの数は足りてないんだろうと思う。

手が回らないというか。

グループのメンバーがソロ活動をすれば、

一人についてマネージャーや付き人をはじめ、

スタイリストやヘアメイク、ボディガードとか、何人ものスタッフが必要だし、

曲を売り出すとなったら、宣伝も含めてそれなりの資金も必要だ。

SMほどの会社でも、一度にいくつものグループを活動させていないし、

おそらくメインのいくつかのグループの活動、

ツアー、海外ツアー、個人活動などの年間のスケジュールを動かすだけで、

かなりのスタッフが動いているはず。

それ以下の会社だと、1つのグループが活動中は、

別のグループは「お休み」になってしまう。

手が回らない、というのもあるだろうけれど、

それでも、「すごくいい曲」なら、差し伸べられる手はあるだろうと思う。

「悪くはないけれど、大ヒットもしない」曲は必要とされていかもしれない。

BIGBANGの新曲が何度も遅れた時も、

「満足のいく出来になっていないのかな」と思っていたけれど、

約束を守れないということと、

出来がいまいちというのはファンを不安にする。

大手事務所の所属であるがために、

勝手な活動ができずに埋もれてしまうこと、

路上ライブなんかはできない事情もあるのかもしれないし、

その辺のところは良くわからないけれど、

たぶん、ものすごく曲が良ければ、手は差し伸べられるのではないかと思う。

あるは、SMとして出す以上という高いハードルもあるのかもしれない。

活動がない以上、ファンとしてもできることは限られているし、

頑張って!というよりほかにやりようもないのだけれど、

もし、彼らの言い分が、頑張っているのに認めてもらえないというだけのことならば、

そんなの、世間にいくらだっている、と言われてもしょうがないのではないか。

「Girlfriend」 by Henry

そんな中で出たヘンリ―の曲。

「ユ・ヒヨルのスケッチブック」にも出て、宣伝もしてた。

ユ・ヒヨルのスケッチブック

こういう番組に出られるのも多少は事務所の力もあるかも。

このあと音源がでて、アルバムの曲がチャートの1位に一瞬並んだけど、

ファンのすごい後押しがあったからだと思う。

イェソンもそうだけど、

なかなか自分の好きなジャンルの自作曲でヒットをするのは難しい。

時代には流れというか波があって、

それにうまく乗ることもヒットの要因だと思うし、

その波をつくることも必要だと思う。

でなければ、何をやってもあたたかく許容してくれる、

大きなファンダムが必要なのだ。

あるいは、長く変わらない姿勢を認めてくれるまでの長い時間を自分が受け入れるか、

その場所を見つけて飛び出すか、

私にはそれくらいしか思いつかないけど。