4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

リダ、おかえり。

先週のイェソンソロ公演に続いて、

昨日はリダのジャパンツアー in パシフィコ横浜

先週が18:30開演だったので、同じつもりでいたら、

18:00開演だったことにみなとみらい駅についてから気づき、

あわてて15分前に入場。

もうペンラは売り切れで、予備をもっていかなかったことを後悔。

どんなことでも念入りに事前準備を怠らないことが大事です。

雨が降るかな~と思って持っていた傘は不要だったけれど。

雨が降らないで、ペンラが売り切れるなんて、おかしい。

そもそも、2日間ある公演を1日しか申し込まなかったところから、

私もおかしかったのかもしれない。

以前なら、迷うことなく2日とも応募してたはず。

なんでかな、1日でいいやって思えたのは。

その1日も、おそらくはずれることはなかろうと思ったのは。

そうしたちょっと後ろ向きな気持ちを察したのか、席は2階席。

それでより、おとなしく2年ぶりのリダをじっと見ていようと思えたのかも。

2階とはいえ、通路際で、前も通路だったので、

階下のリダに向かっては何も障害物がなく、1階の後方よりはよく見えたかも。

イェソンの時と違って最初からスタンディングだったのに、

私の席からは座っていても見えていたのだから。

2年ぶりのリダがどういう風に見えるんだろうと、

内心そわそわ、ドキドキしていた。

変わってるんじゃないか、変わっていなかったらどうしよう。

変わってて当然だよね、いろんなことがありすぎた。

何がなくなり、何が加わったのだろうか。

それが見たかったのかもしれない。

声が出るのかとか、踊れないのかとか、

そういった心配は無用でしたね。

むしろ、私の方が歌詞を忘れていて、応援のフリも出てこなかったことに焦った。

2年という月日は、人を成長もさせるし記憶を後退もさせる。

いろいろあって、しばらくリダの音楽からは遠ざかっていたし、

その前に、本当にカムバックできるのかっていう不安の方が大きかったし。

私にはなんかもやもやの晴れない2年だった。

裁判での決着とリダの気持ちの決着は違うんじゃないかとか。

もう、戻ってこないかもしれない、

だとしたら、あのキラキラしたアイドルのリダを覚えておこう、

そう思ってもいたし。

人は簡単に傷つきもするけど、

ちゃんと立ち直れるくらいには強いのだと思った。

そういう意味では、リダは、戻ってこなければいけない人だったよね。

だから、どんなでも、私は受け入れようと思って

1度だけ見に行ったんだけど。

2月に除隊して、6月からジャパンツアー。

どれくらい前からこのことが準備されていたのかわからないけれど、

バンドメンバーも、入隊前最後のツアーと同じだし、

公的な場では片時もそばを離れないマッキーさんとか、

リダの周囲の人が2年前と変わらずリダの周りを固めていたことにホッとする。

最初のあいさつが、「横浜はGEMINIツアーの最初の場所でしたが、戻ってきました」だった。

リダのツアー初日が良くないのを知っている私は、それに行っていないのだ。

今回の横浜は、ツアーのちょうど中間。

来日の時ちょっとふっくらした感じだったのも、ほどよく均整が取れてきて、

声もまあまあ出ていたんだろう。

(リダはそんなもんだ)

声を張り上げるときの首の青筋も昔のまま。

曲もほとんど2年前と変わらないし、

リダって、もしかしたらぜんぜん変わってないんじゃない?と、

最初のハードロックっぽいコーナーが終わるまでは思っていた。

皆さんお約束のように、オープニングのイントロが始まるとバラバラと立ち上がる。

若いペンちゃんが多いライブに行くと、みんな興奮で照明が落ちるまえから、

座ってなんかいられないって感じなんだけど、

最初の曲のイントロでバラバラ立ち始める感じが、ちょっと懐かしかった。

私はペンラを持っていなかったので、なんかすっきり立つことができなかったな。

「おかえりっ!待ってたよ!」という興奮より、

なんか「よく、戻ってきた」という感慨の方が大きかった気がする。

私はこのツアーは初めて見るんだけど、

周囲の方たちはもう何回も見ているようで、

同じ温度で見ることはできなかったみたい。

韓国でどうかは知らないけれど、

まあ、日本ではこれからも毎年1回くらいのペースでアルバムを出してツアーをやることは、

可能なんじゃないか。

その間には若いペンも増えたりして(増えないといけないけど)、

いいサイクルができるんじゃないかと思う。

そのサイクルの中で、リダはもっといい楽曲に出会わないといけない、と思う。

「リダを見る」ということは会場に行けば達成できるんだけど、

いいライブを見るということは、まだまだもうちょっと先かなと思う。

2年間で音楽も流行も変わってきているし、

まだ30歳のリダが、変わらなくていいわけがない。

そこのところはペンに迎合しないで。

むしろ、ペンを変えていくくらいのパワーを出してほしい。

面白いことを言っていた。

「ネガティブなことを言うと、皆さんが『え~~~』って言いますよね。

本気でそう思っている人は、言いながら首をふるけれど、

周囲に合わせている人は言いながら、ペンライトを振るだけ」

良く観察している。

みんな本気を出さないと、リダにあしらわれる。

それからVCRで日本語のコメントが入っていたんだけれど、

皆さんがどこで笑うのか気になっていたと。

一生懸命考えたコメントだったそうで、

リダが、どこで笑いましたか? 何で笑いましたか?と聞くと、

会場の答えは、「“ず”と“つ”の発音で」というものだった。

私もそこで笑った。

「そこかよ」という日本語を知っているかどうかわからないけれど、

知っていたら、絶対にそういっただろうという表情をする。

日本のペンの大半が自分よりかなり年上で、

2年という月日をまったりと大きな成長もなく過ごしたということは、

リダにとっては福音だったでしょうね。

いつまでも初心を忘れないという点については、

いつまでも歴史を忘れないというあちらの国の人たちと同じくらい、

かたくななんですよ。

2年の兵役と精神的な負担で、

確かに以前のあのくったくのないキラキラした感じはなくなったんだけど、

代わりになにか別なものを身にまとったように思う。

生きるということについて、それはまた芸能界に戻るぞっていう意志なのかもしれないけれど、

覚悟というか決心というか、

そういうものが加わって、ちょっと凄味を増したように見える。

逃げ出すこともできたんだよね。

そうしても、文句は言えなかったと思う。

けど、逃げずに良く戻ってきた。

そのことについて、1曲1曲に拍手を送りました。

次のツアーからは、お気楽にペンライト振り回すからね。

※ペンライトについてのコメントもリダらしくて面白かった。

HJ「みなさんが振っているそれ、なんていうんでしたっけ?」

え? これのことをなんていうかって?会場ざわつく。

会場「ペンライト!」

HJ「ああ、ペンライト。それは英語ですね。英語だから~」

わかんなかったみたいな言い方をして!

Hj「日本語ではなんていうんですか?」

会場「ペンライト!」

HJ「日本語でも?」

リダの天然は失われていないようです。

※※それから。

行った日はDVDの撮影が入っていて、

アンコールはDVD用のアンコール(ステージから降りない)をやって、

そのあとDVDには入らないアンコール(客席を歩く)をやりました。

2曲終わるともう1回コールがすごかったのに、

舞台袖でよりかかって、「疲れた」という顔をする。

リダが疲れたというのを初めて見たかな。

年をとったんだね!

そのあとにLLTをちょっとだけ振り付きで。

次のツアーは1,2曲はダンスを入れてほしいかな。