4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

4人のSuper Junior

8日、ソウルでSMTOWN 2017 in SEOUL開催。

5人を兵役で欠き、カンインとソンミンが「諸事情」によって出演しなかったSuper Juniorは、

イトゥク、ヒチョル、イェソン、シンドンの4人でSuper Juniorのステージをつとめた。

4人で何をするんだろう? 

イェソンは「Super Junior の出番は15分」と言っていたけれど、

何曲歌うんだろうと思っていた。

来週にはドンヘとウニョクが、8月にはシウォンとチャンミンが戻ってくるんだから、

SMTOWN自体を秋にやればよかったのに~などと思いつつ、

夜になってどんどん上がってくるコメントや動画を追いかけていた。

KRYでもD&EでもSJの曲をやっていたし、

イェソンもキュヒョンもリョウクもソロコンでもソリソリをやってたから、

4人は多いような気がしていたけれど、バックダンサーの数が多くてびっくりした。

バックダンサーをいれて13人。それがもともとの数。

「Sorry, sorry + BONAMANA」 by 4 menbers of Super Junior

今の若いペンKポペンでも、絶対知っているだろう2曲から始まった。

この日会場で青いペンライトを振ったファンの数は少なくても、

ソリソリはこの日の中で世界で一番売り上げた曲だろうな。

この2曲の威力は強い。

そしてたった4人のキャラが立っててまた驚く。

本当に何人でもSuper Juniorなんだなあと思う。

まあ、一人で「呪文」のステージに立つユノの方がよほどすごい。

最初に気づいたのが、この日の紺色の衣装。

スパショ6の時から紺色をよく使っているけれど、

黒よりも洗練されていて、魅力的だった。

よく見るとヒチョルのジャケットはとっても個性的だ。

それ以上に、袖口から長いリボンを翻らせたイェソンのシャツ。

首元と裾にレースがあしらわれている。

先日のソロコンではフリルだったが、今度はレースだ!

4人のあいさつコメント 

いつもは挨拶だけで10分以上かかるのに、短い。

兄さんに至っては涙目だし。

この4人は175cm前後のそこそこの身長なので、こうやって見ると均整の取れたグループだ。

なによりシンドンがいるっていうのがとてもSuper Juniorらしい。

しかし、いつ見ても、この韓国の会場の作り方、

ファンダムごとに席を分けるやり方は、グループの成績表のようで、

見ている本人たちはどんな気持ちなんだろう。

もし東京ドームでこのやり方を取り入れたら、どんなことになるんだろうか。

SHINeeのペンたちは、自分たちが見づらくても、

メンバーたちから一番よく見える高い場所に陣取ったらしいが、

日本のペンにはそうした犠牲的精神はあんまりないかも。

正面の一番広い場所には、白いEXOのペンライトが大きな面積を占めている。

4時間半のステージの最後もEXOがトリをとった。

それが今のSM内のランキングなんだろうし、ファンダムの大きさなんだろう。

大阪公演でウネの出演はあるのかわからないけれど、

ウネが戻ったSuper Juniorの出番も、後半にあればいいなと思う。

「Magic」 by 4 menbers of Super Junior

3曲目は一番新しい曲、「Magic」。

お兄さんたちはダテに10年以上もアイドルをやっていないし、

世界各国でのスパショの経験から、こういう大きなステージで人心を掌握するのがとても上手だ。

ステージ上を駆け回りながら、イトゥクは客席に自分の名前のうちわを見つけて飛び込んでいった。

よほどうれしかったのだろう。

みんないつも、ちゃんと自分の名前を探している。

イェソンは「Gray Paper」を作曲者であるカンタさんと。

「Gray Paper」 by Kangta & Yesung

ヒチョルはベッキョンと学生服で。

ベッキョンがヒチョルのどくとくなマイクパフォーマンスをまねて歓声を浴びてた。

「Sweet Dream」 by Heechul & Beakhyun

次のスパショは戻ってくる3人を加えて7人でやることになるのかなあ。

しれっと2人、戻ってくるといい。

大仰に戻ってきちゃだめだよ。しれっと戻ってこないと。

で、ちゃんとメンバーが後ろに控えているところでコメントしないと。

一人でのこのこファンの前に出て行っちゃだめだ。

ここ2年スパショがないので、メンバーがステージでファンと対話する場がない。

ソンミンのいろんな問題も、明らかにコミュニケーション不足だ。

出てきて謝れっていうけれど、どこへ出てこいっていうのだろう?

いろいろ原因はあると思うけれど、多勢の力で、メンバーを追い出すようなやり方は好きじゃない。

嫌いになったのなら、ファンをやめればいい。それだけのことだ。

でも、この会場の席の取り方を見ていると、あちらではまた考え方が違うのだろうなと思う。

それでも怒っているということだけを言うならまだしも、

カムバックをサポートしないっていうのは、脅しに近かったと思う。

メンバーも納得してないはず、という見方もあるけれど、

彼らは、そうやってよくわからない大きな力で、自分の仕事を取り上げられたり、

うかつに結婚できないって思うことは、怖いと思っている(と思う)。

みすみす言いなりになりたくはないけれど、2年のブランクがあるし、

仕事としてカムバックとスパショを成功させないと、その次がないっていう危機感はあると思う。

ファンなくしては自分たちの仕事も成り立たないし、ありがたいとも思うだろうけれど、

怖いと思わせてしまうのはどうかな。

今回ソンミンを出させなかったファンたちは、この4人のステージを見て、何を思うのだろう。

思い通りになったことをほくそ笑むのか、

自分たちがしたことの結果を前にまた苦しい思いをしているのか。

いずれにせよ、後味が悪いと思っている人は多いのではないか。

ソンミンの擁護はしない。

ソンミンもある意味、ファンを思い通りにしようとした。

自分の恋愛と結婚を、ファンが温かく受け入れる未来だけを見ていた。

周りが見えていなかったと言えばそれまでだけど、やり方次第だったと思うことは多々ある。

最初のボタンの掛け違いを直すチャンスを逃している。

とにかく、どちらかが片方を思い通りにしようとするのは、愛じゃないと思う。

それはただの欲であって、相手も自分も苦しむだけなのだ。

メンバーたちは自分たちの人生の半分以上をかけてつくってきた仕事を

そんなことで奪われたくないと思う。

これからもやっていくためには、Super Juniorという場が必要なのだ。

私もまだ一度も全員がそろったステージを見たことがないから、

その日を楽しみにしているけれど、

彼らもまた、長い間その日をめざしてきたのだと思うし。