韓国文化院のメルマガに登録していると、
毎月いろんなイベントのご案内メールが届く。
これに真面目に通うといろんな映画も見られるし、
韓国文化通にもなるんだろうなあと思うけれど、
だいたい日程が合わないし、それをどうにかしてまでも行こうかなと思うのはなかなかない。
最初のお知らせの時は読み飛ばしていたんだけど、
キム・テウさんが出るというお知らせを見て申し込んでみた。
日曜日の昼間で、まあまあ大きな会場ということもあって当たるかな?と。
忘れていたころに「当選」のメールが来て、
ドラマ好きなお友達を誘って行ってみました。無料だし。
結論から言うと、夕方別の用事があって、どうしても最後までは見られなかったので、
お目当てのキム・テウさんは見られず。
トリをとった(案内ではヘッドライナーとかってあったけど、
a-nationほどのイベントではないので、ヘッドライナーっていうほどでもないかな~)
LYnさんも見られず。
2時間くらいで終わるのかな~と思っていたのに、
1組が20分以上あって、
MCの古家さんとのトークも結構長くて、
もう最初のMelody Dayが終わった時には、
「これは最後まで見られない~」とわかっちゃいました。
最近はそれほどドラマを見ていないので、
私的には、もうちょっと古いドラマのOSTばかりでもよかったんだけど、
こういうのに来ている人は、本当にドラマ好きでしょうね。
韓国文化院のイベントだし、ドラマOSTだし、
年齢層は高いのかなと思っていたら、けっこう若い人も来ていました。
godのキム・テウさんというご紹介の時、ひときわ拍手が大きかったので、
godペンも多いのだなと。
入場時にペンライトが配られたのだけど、
開演前に古家さんが出てきて、これをいいというまで点灯させるな、と。
理由は「短い時間しか光が持たない」かららしい。
久しぶりにこういうイベントに行ったので、
なかなか見られない歌手も見られて面白かったし、
古家さんの「どうしてこのドラマの曲を歌うことになったのか」とかいう質問と、
それぞれの答えも面白くて。
OST歌手、というのは韓国独特で、
ドラマがヒットすると、連動して曲やその歌手も有名になるそうだ。
日本だとドラマ主題歌だけを有名歌手が歌って、
ドラマの中の曲は歌詞のないインストゥルメンタルだけど、
韓国では、登場人物それぞれにテーマ曲があったりして、
絶妙のタイミングで歌詞付の曲が流れることが多い。
何度もクライマックスで流れる曲はそれだけ印象も強いし、
何て言う曲?誰が歌っているの?ということにもなりがちだ。
逆に、●●がOST曲を歌うドラマは必ずヒットするというのもあるらしい。
ドラマの前半と後半で違う曲になることも多いし、
1つのドラマで何人もの有名歌手の曲が入ることもあるし、
OSTのCDが2つあったりすることも珍しくない。
今日、一番話題に上がっていた「鬼」と「師任堂~色の日記」をみていないので、
イマイチ話題についていけないところもあったけれど、
まあ、皆さん歌は上手なのと、古家さんの軽妙なMCで楽しい時間でした。
それに会場は韓国語が分かっている人が多いらしく、
通訳前にずいぶん笑いが起きていました。
トップバッターのMedley Dayは女性の4人組。
バラードは黙ってじっと聞く日本人にびっくりしたようで、
そのことを古家さんからもつっこまれていたが、
(まるでオーディションのようでしょう?と)
その件は、韓国のアーティストに言われるたびに驚く。
むしろ、バラードでも掛け声を入れちゃう韓国ペンの方がびっくりだ。
2番目に出てきた、チョン・ジョニルさんという人は初めて見たのだけど、
彼自身も、1曲以上をステージで歌うのは初めて、韓国以外でお披露目をするのも初めて、という人だった。
シンガー・ソング・ライターなので、他人の作った曲を歌うのは嫌だと思って、
OSTの仕事は断ってきたが、「トッケビ」の仕事が大当たりして、考えを変えたらしい。
日本を知ろうと思って3日早く一人で来日して、
日本が本当に好きになった、明日帰る予定だけど、予定を変更した、という。
ま、多少のリップサービスはあると思うけれど、
そのうち本気で日本進出はあるかな?
「初雪」(「トッケビ」OSTより) by Jung Joonil
3人目は日本人のゲストで、作曲家で音楽プロデューサーの吉俣良さん。
最初の曲はどっかで聞いたことある!と思ったら、映画「冷静と情熱のあいだ」の曲でした。
原作をつまんない~と思ったけど、映画は見たんですよね。
主演が竹野内豊だったから~。
日本でもいろんなドラマの音楽プロデュースをやっているけれど、
韓ドラは「一梅(イルジメ)」で初めて声がかかったとか。
古家さんが「韓国との仕事は大変でしょ~?」と聞くと、
向こうでは外タレ扱いなので、何でも言うことを聞いてくれてイイですよと。
今、日本でやってる日本版「ごめ愛」のプロデュースもしているそうだが、
それは韓国で仕事をしているのとまったく関係ないのだとか。
こういう世界って、けっこうコネとかネットワークが一番なんじゃないかなと思うけれど、
あちらからは、そういうのは関係なく仕事が来るらしい。
いろんな意味で、「新しい人」をさがしているんだろうなあと思います。
たぶんこの後がキム・テウさんで、最後がLYnさんだったと思うけど、
私はここで退場。
ペンライトを点灯させることもできなかった。
これは最後の2人用だったのでは?
結局コンサートは15時半から19時近くまであったようで、
いろいろあるから、終了予定時刻とか言ってほしかった~。
LYnさんは「太陽を抱く月」とか「太陽の末裔」とか、
私でも見ているドラマの曲だったので残念。
それよりも何よりも、キム・テウさんのこれを生で聞く機会を逃して本当に残念!