昨日のソシの3人が脱退のニュースには驚いた。
もちろんSS501がDSPと契約をしなかったことも驚いたし、
東方神起の分裂のときも成り行きをじっと見守っていたし、
いろいろ驚くことはあったけれど、
今回のことは、本当に「一時代が終わったな」という気がする。
東方神起ががんばって、日本にファンを増やし、地固めをしたけれど、
K-POPが本当にボンっと出たのは少女時代の衝撃だったと思う。
かっこいい男の子グループは日本では歴史が古くて、
なかなかいろんな壁を越えて出てくるのは大変だったと思うけれど、
女の子はなぜか「美人ぞろい」っていうグループが出なくて、
隣近所にいるようなちょっとかわいい子どまりだったから、
9人のメンバー全員の足があれほど細くて長くて、
それがぴったりの動きで踊って見せるというのは、本当にびっくりした。
よおく見ると、全員がすごく美人っていうわけでもなかったんだけど、
少女時代の遠目は圧巻だった。
アイドルなんてどうせ遠目で見るんだから、
9人をひとかたまりで見たとき、すごい!って思わせるというのは、
ある種の戦略なんだろう。
残念ながら単独コンサートに行くことはなかったけど、
東京ドームでは、SMTOWNのたびにステージを見ることができた。
本当に、ため息が出るほど、キラキラで、細くて、きれいだった。
どの子が、ではなく、「少女時代」が。
あのキラキラを目の前にすると、ちょっと気分が高揚する。
ステファニー、スヨン、ソヒョンの3人は少女時代を抜けるだけでなく、
SMとも契約しないらしいけど、
もう子どものころからやってきたんだから、
自分のやりたいことがあっても当然だし、そっちへ行こうとしてもそれが自然だ。
事務所ごと辞めるっていうことは、退路を断ったということだろう。
日本でもK-POPのグループをみんなが見慣れてきているので、
おそらく初めて少女時代を見たときの興奮は、
今後どんなグループが出てきても味わえないだろうと思う。
「Genie + Hoot」 by Girls Generation
「Genie」とか「Gee」とか曲にも恵まれた。
最近になってメンバーも大人になり、少しセクシー感も出してきたけれど、
それはあまりソシらしくなかった。
「少女時代」というカラを破らなければ、
公私ともにできないことはいっぱいあっただろうし、
「少女時代」としているからこそ、守れる姿や生活というのもあるだろう。
5人でも少女時代としては継続するという。
別にレベルは落ちないと思うけれど、
この「たくさんいる」という驚き、
人数の1.5倍分は足の数があるんじゃないかと思えるような錯覚は、
たぶんないかな。