4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

黒服

11月6日、デビュー12周年の日に8集となるアルバムを出したSJ。

午前中から記者会見をやってて、

18時にMVが公開になったけれど、仕事等々でなかなか見られず。

帰宅したら20時からのVliveをやってて、それを途中から見てから、ようやくMV。

だいぶ小出しにしていたから、もう半分くらいは見ちゃってたのかな?と思っていたけれど、

通しで見るのはまた格別。

「Black Suit」 MV by Super Junior

オークション会場で希少価値?なブラックスーツを競り落とそうとする場面だが、

SJらしく、メンバーは全員グルで、ブラックスーツをかすめ取ろうとするものの、

あっけなく美女にさらわれてしまう、というストーリー仕立て。

スーツもMVも「仕立て」が良くないと。

MVをストーリー仕立てにしても、登場人物すべてが主人公のようにふるまうと、

強弱がつかないというか、メリハリのないものになってしまうのだが、

程よく、役割を分担して、見せるところと笑わせるところ、かっこいいところも情けないところも、

きちんと見せてよどみがない。

曲も、これまでのSJの路線を外れず、かといって古い感じもしない。

リョウクとキュヒョンがいない、さらにソンミンもいないことで、

イェソンの次の高音がシウォンという、どうなることかという布陣だったけど、

その分、ほかのメンバーのうまいところ、個性が生きたかもと思う。

たぶん、パートも増えたと思うし。

振付も歌詞も、ちゃんとキャッチ―なところは作って、

それでいて、見た目だけの面白さに走らない、

それなりのステップもちゃんと踏んでいる。

まだカムバックのMカの放送前なので、ダンスバージョンの全貌はわからないけれど、

「良さそう!」という予感はする。

記者会見だったか、ヒョクが、

1位も取りたいし、売れてほしい、

僕たちだけの力じゃなくて、たくさんのスタッフがかかわっているから、

というようなことを言っていた。

これまではELFにお金を使わせたくないから、無理しないで、みたいなコメントもあったけれど、

レーベルが独立して、SJだけのために働いている人のこともたくさん見ているからだと思う。

(話は違うけど、この連休でやってた「72時間ホンネテレビ」のスタッフは1000人って言ってたな)

2年ぶりにアルバムを出してカムバックをすることがうれしいのではなくて、

売れてまた、さらにうれしいんだ。

それでなければ、かかわった人たちがみんなハッピーになれない。

今のK-POPの売れ方は、以前のそれとはまた違うと思うし、

お兄さんたち、バラエティにも出まくるし、

「(アルバムではなく)ブラックスーツを売っているところならどこへでも行きます。呼んでください」みたいなことも言ってた。

ブラックスーツは、ハレの日にもそうでない日にも着る。

とりあえずそれを着ておけば安心でもあるけれど、

黒って横に並ぶと、素材の良しあしが歴然だ。

すごく地味で、とても派手。

日本語で「黒服」というと、ちょっとあだっぽい感じもするし、

女性のことはよくわかっていて、いろいろわきまえてますよ、的な感じもする。

満艦飾なイメージのSJが着て、

カラフルな印象を残せるかどうか。

ドンヘの作ったもう1曲が、真逆なほど違う曲なのも、

活動中にどう見えるのか楽しみ。