4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

ようやく見られました。

見たい、見たいと思っていたけれど、

なんとなくめぐり合わせが悪かったバンタン。

ようやくライブを見られました。

2月からやっていたワールドツアーのソウルラスト公演、ライビュで。

3日間の最終日。

思えばちょうど1年前くらいだったか、

有名な神戸ドタキャン事件の時も、ライビュのチケットを持っていたのでした。

あの時本当に見たかった。

結局、再公演の時は全然都合がつかなくて、

そのあと東京ドームもあったのに、なぜか行かなくて。

アメリカで人気が出たって騒がれたのはそのころでしたか。

あ~、アメリカで騒がれちゃったのか~、じゃあ、ちょっと変わっちゃうかな?と思ったりして、

でも、ライブも見ないでっていうのはな~、とかなんとか思って、

今回はライビュのチケットを取ってみることにしたのでした。

アメリカでウケるとなんでダメと思うかと言うと、

アメリカで受けるということは、なんとなくアメリカにもある音楽を上手にやってるっていうことが

ウケるのかな~という先入観があって、

おそらくHIP HOPの方面がウケちゃったのかな~と思ったからで。

ライブは長いVCRから始まり、

1曲終わってすぐまた長いラップの曲が続いた。

この時点で、「長い」を思ってしまったことがもう演出的にはどうかなと思ったところだ。

音楽番組や歌謡祭で見る、「踊るバンタン」を期待していたので、

ちょっとこの辺から、え?そうなの?そっちなの?という気がしていた。

韓国自慢の高尺スカイドームでのライブも初めて見たんだけど、

すごく天井が高くて、スタンド席はそそり立っている感じ。

野球場としては観客席は18,000席くらいなんで、小さく感じる。

コンサートだと20,000席くらいになるのか、

さいたまアリーナの小さいバージョンくらいですかね。

長いラップ曲の後、ソロ曲が続く。

いや、私はバンタンが踊るのを見に来たんだけど、と思う。

正直、一人ずつの個性がわかっていたわけではないので、

ソロはそれなりに新鮮だったけど、

曲の間もブツブツ出し、やっぱり構成が悪いと思う。

曲もダンスもとんがっているし、

小さい事務所から、これだけのグループを作ったのはなかなかだと思うけれど、

3時間のコンサート、それもこれだけの会場を生かした演出をするだけの技量がまだまだかなと思う。

いやこれはメンバ―のせいじゃなくて、

彼らが大きくなるのに、バックの力がついて行っていないのだと思う。

トンやSJ、SHINeeの東京ドームを見ているせいか、

どうも日本人が細かく演出したステージ構成、見ている方にだらけるスキを与えないライブを見ているので、

ちょっとあの間延びした感じが、「あ~、韓国っぽい」と逆に思わせてくれた。

韓国人だけのグループが、ワールドツアーをやって、

韓国でラスト公演をやるんだから、それを日本でも見られるというだけで、

なんの文句もないんだけど、

ていうか、文句言っちゃいけない感じなのが、つらくて。

映画館で見るのすら、完全アウェイなのを覚悟しておとなしくしていようと思ったけれど、

周りも、なんか思ったほど興奮していなくて、

後半、ダンス曲が出始めて、目にまぶしい白いペンラも、

ぐるぐる回されるようになった。

それを見て、日本のペンもなんか違うかなとちょっと同じようにびっくりしたのかと、

ほっとしたりして。

ラップ音楽は難しくて、

私なんかどれを聞いても同じ曲に聞こえるんだけど、

そもそも、心の叫びというか、メッセージ性が強いので、

言葉が分からないということが大きく共感を妨げる。

そこ、わかりたいんだけど、残念ながらわからない。

だから、3曲も続くと、長いと感じる。

メロディラインのある曲の歌詞が分からない、というよりも、つらい。

大きな会場だったのに、

ロッコと最後のバルーンで回る以外は、

その大きさを活かせていなかったのは残念。

これはSHINeeとかでもそうだけど、

メンバー全員が固まって見せるダンスだと、どうしても散らばることができない。

せっかく飛び地みたいなステージも作られていたのに、

あれ、ほとんど活用されていなかった。

ソロで一人ずつを、大画面でじっくり見たので、

それぞれの個性もちょっとわかってきた。

最初はもちろん顔の好みだけで選ぶんだけど、

動いているのを見ると、また違った面白さ、かっこよさが出てくる。

昨日一番目にとまったのは、SUGAくん。

ラップ、わかんない~と思いながら、彼のラップはなんだか心地よい。

言葉が分からなくても、伝わるものがある。

(今日、言っていることが矛盾してる?)

繊細な人なのだろう。

全体的に暗い曲が多くて、

(バンタン的でもあるけど)

その中でJ-HOPEの「MAMA」という曲は、ちょっとほっとさせてくれた。

こういうのはやらない子たちなのかなと思っていたので。

ちょうど、ドラマの「花郎」を見ているので、

Vという子がそのドラマに出ているのは知っていた。

顔だけ見ていると末っ子のジョングクの方が華やかだけれど、

なるほど、この子の独特の視線は俳優向きかなと思った。

アメリカでウケたので、今後ラップ路線が続くのかなと思う。

BIGBANGもそうだったんだけど、

それはちょっと残念かなと思う。

BBも、最初はメロディラインのきれいなダンス曲を踊るグループだったけれど、

アメリカでウケてから、ラップばっかりだし、

言葉の問題もあって、韓国語のラップは日本ではウケないと思うんですよね~。

(超、個人的意見)

それに、ラップを聞くなら、アメリカのを聞くでしょ。

日本でウケるのは、キレキレのダンスとかわいげ。

まあ、もう日本なんか目じゃない、アメリカだっていうのならそれはそれとして。

アメリカでウケたんだから、日本でもウケるはず、というのはないと思うので。