4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

勝手な推測(追記あり)

平昌オリンピック、閉幕。

開会式の入場行進曲から、

開催中の祝賀コンサート、閉会式のEXOまで、

いろいろとK-POPをまぶしてきた大会だった。

パラリンピックもそうなるのだろうか。

冬季五輪が韓国に決まったときから、

Kポの扱いはどうなるのかなとか思っていたが、

国内より海外に向けて売っているグループにとっては、

最大の見本市になることは予想されていた。

とはいっても、K-POPは「知っている人は知っている」レベルだろうとは思うので、

ともかく全世界に向けてテレビ放送もネット配信もあるわけだから、

またとない絶好の機会といっていいだろう。

開会式で「江南スタイル」が流れると、選手たちがノリノリで踊る姿も見られたけど、

最後まで当のPSYの登場はなかった。

閉会式後になって、PSYが閉会式を辞退したというニュースが流れたが、

予め用意されていた原稿であるかのようだ。

韓国側としては、おそらく世界で一番知名度のあるKポアイドルを出したかったと思うし、

それはやっぱりBIGBANGだったんだろうな~と思う。

今、現在の人気度を考えるとバンタンって言う名前もあがると思うけど、

開閉会式の準備は、たぶん1年以上前から進んでいて、

候補になった時点でスケジュールは抑えてあったはず。

SHINeeはこの時期日本のドームツアーが入っている。

これも1年以上前には決まっていたはずなので、SMとしてはEXO押しだっただろう。

閉会式にYGのCLとSMのEXO、

祝賀公演に、兵役中のテギョンを合流してまで2PMを出したあたり、

3大事務所できれいに役割を分けた感じがする。

バンタンは、この2月は大きなお仕事が入っていないらしくて、

ジミンとJ-HOPEが日本のテレビに出たりしている。

3大事務所以外もこのオリンピックという舞台を狙っていたと思うけれど、

やっぱり小さい会社じゃ、そこに割り込むのは難しかったのかと思う。

「江南スタイル」は音楽としてのノリはいいけれど、

歌詞はお世辞にも品がいいとは言えないし、

YGとしてはCLだけというのも結構苦しいものがあった。

「I am the best」っていうのも閉会式的にはいい曲だけど、

いまさらちょっと古い感じは否めない。

そう考えると、K-POPアイドルもすごくたくさんいるけれど、

意外と選択肢はなかったんだなあ、という気がする。

おそらく「オリンピックの閉会式」という華やかなレベルに似合うグループは、

そういくつもいない。

5人の東方神起かBIGBANGか。

ガールズだったら少女時代だけだ。

どれも、今では一番勢いのあるときのメンバーがそろわない。

EXOが踊ったのは広い会場の真ん中あたりで、観客席からもすごく遠かった。

どうせK-POPを世界に売り込む気なら、

いろんなグループ、バンドも含めて、一度にステージに出して、

順番にスポットを当てて、パフォーマンスさせるくらいの演出があってもよかったのに、と思う。

私が演出家ならそうします。

大事務所様のご意見の調整が難しいとか、選曲とか、

いろいろ問題はあるだろうけれど、国家行事なんだから~。

日本みたいな国より、「ウリナラ」のためにはいろいろやれそうだと思うが、

意外とそうでもなさそうなんですよね。

ところで、EXO。

何の曲をやるのかそこが興味深かったけれど、

「ウルロン」と「Power」だった。

「Power」はまあ、オリンピックっぽいからいいとしても、

そうか~「ウルロン」か~。と思った。

やっぱりそうだよね、と思いながら、「ウルロン」ももう数年前の曲だから。

それに12人で踊ったのを見たときのあの迫力はない。

やっぱり鍛えぬいたアスリートたちを毎日見てたせいか、

線が細く見えたし。

カイ君のかっこいいソロダンスを入れたのが、せめてもの救い。

それも完全に、テレビ中継用で、

会場でのライブ感は、音響も含めてかなり無視された感じだった。

まあ、こういう舞台どう映すかっていうテクニックもあるので、

あながちEXOのせいばかりじゃない。

4年に一度のオリンピックは、選手にとっても調子を合わせるのが大変だし、

出るのも勝つのも、年齢的なことも、運が大事だけれど、

自国での開催時に、タイミングよくメンバーと人気があってステージに立てるというのも

同じだと思う。

(追記)

あと一つ、気になっていたことがあった。

平昌オリンピックの広報大使かなんかになっていたグンちゃん。

オリンピック中に日本でコンサートをやってたりして、「あれ?」と思った。

その後もなんかのイベントに出たというニュースは聞かない。

事前広報、それも日本向けのためだったのか?