4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

初・大阪・スパショ

訳あって東京近郊以外への遠征ができなかったのですが、

それが解禁になり、

初めて大阪でのスパショに。

 

大阪にいくのも久しぶりだったので、

右も左もわからずだったけど、

前に行ったときはスマホのナビというのはなかったから、

文明の進化は本当にありがたいです。

 

東からいく私と、西から来る友人2人と合流するはずが、

西からは1人しか来られず、

新大阪駅で、シウォンペンだという方にお会いして分配。

ホテルに荷物を置いて、軽食を取り、丸善インテックアリーナへ。

朝潮橋という駅を降りると、陽はさしているのに雨がぱらつき始める。

 

勝手のわからない会場なので、バタバタと席についたのは開演直前。

アリーナの8の字のステージの丸の中という席で、

初めてステージを「正面」から見ることができました。

さいたまの「真横」もなかなかの席だったけど、

やっぱりステージは「正面」を基準に作られているので

正面は正面にしか見えないものがある。

2回見ている公演だけど、また新しい発見があるというか。

会場自体もさいたまアリーナよりは一回り小さい感じだし。

 

なにより、「関西のファンをまえにしたトーク」というのも初めてだし。

(過去にはSS4と5では大阪公演もDVDになったけど)

前日(金曜日)より開演時間が早いせいか、トークも長め。

たぶん撮影もはいっていないので、少しリラックスした感じも見える。

 

 

センターステージがとても近くて、

「Heads Up」から、「Mr. Simple」までの流れが

全員が視界にはいりきらないくらいの目の前で。

もう、大阪まで来た甲斐があったというもの。

 

今回のスパショでは、全員にダンスのソロパートがあって、

KRYもウネも出番はあるけれど、持ち歌ではない。

イトゥクとシウォンの曲があったり、

ユニットではなく、「全体」を強調した構成になっている。

その辺は、演出担当のウニョクのこだわりなのか、

特に、KRYだけのダンスブレークというのは、

外の演出家では思いつかないことだろうと思う。

 

なぜなら、ステージは「得意なこと」「かっこいいところ」を見せる場であり、

ダンスメンバーでなければ、普通はダンスの見せ場はないからだ。

大阪で一番盛り上がったのは、VCRよりだんぜん痩せたシンドンの登場と、

KRYのダンスだったかも。

 

「ソリソリ Answer」が始まると、ああ、もう終わりだなって思っちゃうんだけど、

「Answer」から「ソリソリ」っていうラストは、

すごくいいなあと、改めて思いました。

 

羽生結弦君に「SEIMEI」があるなら、

Super Juniorには「Sorry, sorry」がある。

いろんなジャンルに挑戦するけれど、

やっぱりそれが原点であり、頂点をとった誇りであり、

もっとも「らしい」ということであるかと。

 

これまで封印してきたコンサートのための遠征。

一歩踏み出したことで、また次もあるかな。

ただ、どんなコンサートも必ず東京には来るので、

やっぱりそれなりの動機がないとだめかも。

 

一番ウケたトークは、ヒョクの、

「初日が終わってSNSをみてたら、みんながステージの感想じゃなくて、

ウニョクのグッズを交換してください、というのがたくさんあった」という話。

そういえば、日本語のツイートには、アルバムリリース直後やライブ前後は、

「譲る」とか「求む」という内容が多くて、

あとは、いわゆる「レポ」が多い。

日本では、それはファン同士のコミュニケーションツール(業務連絡網)であって、

ファンとアイドルをつなぐもの(ラブコール)ではないのだ。

それを「アイドルが見ている」という実感がない。

 

そうか、韓国では、それを本人が見ると想定して、

届けとばかりに「感想」を入れるのね、と思い、

SNSというツールの使い道の違いを知りました。

だから、賞賛だけじゃなくて、批判もバンバン書き込まれるのだろう。

アイドルはそれを見るから、病むのでしょう。

 

そういえば、思い出したけど、

韓国の芸能記事もファンの声とかをSNSから拾うらしく、

ただ「すばらしかった」とか「楽しかった」だけじゃなく、

「まるで、本物の王子のよう」「目の保養」「世界最高の美」等々、

歯の浮くような賛辞が多い。

ヒョクはその感覚でいるのだろう。

 

日本人だって、知っている人相手には、

どれだけいいと思ったかを言うと思うけど、

まさか、本人に届くとおもっては言わないかな。

 

 ヒョクには、「譲る」ばかりじゃなくて、「求む」も多いから安心して、

と言ってあげたい。

いらないからといって捨てずに、

ほしい人のところへ届けというのは良い循環だよと教えてあげたい。

なかには、「コンプリート」を目指している人だっているのだから。

 

それで、エゴサするなら、

コンサートがすごく良かったよ!ということを言ってあげようかなと思い、

なんて入れようかと考えたら、それはなんかけっこう照れくさい。

ツイッターは「つぶやき」なんだから、

かまえずに、なんかぼそっと言ってみようとしたけど、

やっぱり日本人はかくれて、知り合いばかりのところでつぶやくか、

「月がとても綺麗ですね」くらいの遠回しがちょうどいいかもしれない。

 

しかし、誰だ、ドンへにそんな浪漫的なことを教えたのは。