4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

記録にも記憶にも残るであろう2020年

晦日です。

何という1年だったことでしょう。

年に20回は行っていたライブに行けたのは、たった2回。

それでも2回もよく行けたもんだと思うしかないほど。

 

2月8日 Super Show 8 (大阪城ホール

 20日 Kim Hyun Joong Japan Tour 2020 (パシフィコ横浜

 

行けたのがリダとSJっていうのが私らしいね。

 

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オンラインで(お金払って)ライブを見たのも一応記録。

5月31日 Super Junior Beyond the Super Show

8月10日 ミュージカル「モーツァルト」(キム・ジュンス

8月23日 Beyond Live Super Junior-KRY 

10月17日 Kim Hyun Joong from the Distance Concert

10月24日 J-JUN LIVE BOKUNOUTA2020 

11月7日 Super Junior fan meeting

12月5日 ミュージカル「ウェルテル」(キュヒョン)

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あまりに昔のことのようで、書いていてさみしい。

3月のスパショ8の追加公演は中止に、

4月チケットが取れていたSuper Mの東京ドームも、年末まで「延期」を引っ張ったけど、

コロナ終息の出口が見えずに、結局払い戻しになった。

 

(払い戻されないまま、年を越したチケットは、経理上どういう処理にすればいいのかっていう記事があって、「寄付」ということになるらしい。まあ、何の見返りもなく、その会社に預けたってことになるわけだからか。)

 

夏ごろからぼちぼち、オンラインでのライブというのが出始めてきて、

最初は、たぶん誰もいないところでやるほうも、

ネットがつながるのかどうか半信半疑だったこっちも、

恐る恐るな感じではあったと思う。

が、こういう時は、韓国人の決断の早さと、どんだけ寝ないで当日に間に合わせたのかわからないほどこき使われたであろうスタッフの頑張りがモノをいう。

 

SMもBeyond Liveというオンラインライブの新しいブランドを立ち上げ、Super Mから始まり2ヵ月くらいの間に、次々とライブを配信。

東方神起、Super Juniorという大御所が後回しだったのは、

ネットがつながらなかったり、演出上何か問題があっても、

ファンがあまりくどくど怒らなそうなところから徐々に始めた感じで、

最後にSuper Junior がやるときには、VRを使った演出もかなりサマになっていて。

 

あのままもしコロナ騒動が起きなかったら、こういうのを目にしたるり実際に体験するのは、もう少し後だったろうと思うことはいっぱいある。

日本では2020年の夏に予定されていた東京オリンピックが、VRとかAIとかが華々しくお披露目される舞台とされていたけれど、

全然違う方向に向かっていくことになった。

 

コロナ感染者が増え、本格的な自粛期間にはいってから、

もう今年はライブには行かれないかもしれないという近年にないがっかりさを味わうことになった。

今までのライブのDVDやCDは山ほどあるし、そういうものは、将来足腰が弱って動けなくなった時の楽しみのために買ったんじゃなかったっけ?と思ったけれど、

想像以上に、どこへも行けないつらさを慰めてはくれなかった。

どうやらすぐそこで生きている生身のアイドルを見るという至上の楽しさに慣れすぎていて、

それが自分のせいではなく取り上げられたときの、

落胆、悲哀、失望のことは予測できていなかった。

まあ、リスク管理ができていなかったと言えばそれまでだけど。

 

確かに私も、春先には仕事が全然ない、という大きな不安を抱えたけれど、

それよりも、これまで10年以上もやってきたライブ通いが急にできなくなるという現実のほうが受け入れがたかった。

仕事があるからライブに行けてたというのはその通りなんだけれど、

ライブに行けてたから、仕事を頑張れた、ということもあると思う。

もちろん、生きていくためには仕事をしなくちゃならないんだれど、

ただ生きていくためだけに仕事をするのか?っていうことを、

目の前に突き付けられたような気がして。

 

仕事もないし、ライブもないし、

仕方がないので、Netflixに加入して見て、

「愛の不時着」と「梨泰院クラス」を見てみた。

やっぱり韓ドラは面白いし、また以前のようにこれにはまっていけば、

この自粛期間も仕事が来ない間も乗り切れそうな気がした。

 

ところがそれではぽっかり空いた穴は埋まらなかったのである。

ちょうど良い具合に、6月になるとプロ野球の公式戦が始まることになった。

K-POPの友達のほかに、「野球観戦友達」を持っていた私は、

6月以降はどっぷり野球にはまり込んだ。

何しろ、通常は1年に143試合やるところを、愛を開幕戦が6月にずれ込んだために120試合になったわけだが、冬前に終わるためには、毎日のよう試合をしなければならない。

去年までは週に2日は移動日と称する「野球のない日」があったのが、今年は週1。

ひどいときは半月くらい休みなしで試合があった。

しかも1日、2時間から3時間。

NetflixをやめてDAZNに切り替え、試合後は、おさらいのようにスポーツニュースを見るという毎日で、

ライブのない日々を乗り切ってきた。

 

その野球も、11月に日本シリーズが終わると、オフに入った。

 

コロナの第三波が来ていて、ライブの再開なんていつになるのか見当もつかない。

今度は何をするかな~。

 

とどめに、12月にはいって、ツイッターのアカウントが凍結された。

凍結解除を申請中だが、ツイッターによって追いかけていたペンたちの情報からも取り残された。

 

アイドル達は、こんなことでファンを失うのが怖いだろう。

ファンは、こんなことで、あれだけ楽しかった日々を取り戻せるかどうか不安でたまらない(自分の関心がいつまでもつかということも含めて)。

そして失うかもしれないのはそれだけではない。

ライブ会場でだけ会い、誰とよりも面白く楽しくいつまでも語り合えた時間を失うかもしれないのだ。

 

エンタテインメントは不要不急なものではないかもしれないが、

そこに付随していた友人たちや無限のおしゃべりの時間は、人生にとっては不可欠なものだろうに。