SJの10集は2020年末に活動を開始する予定だったが、
コロナウイルスが韓国芸能界に蔓延したこともあって、
1月に延期されることになった。
(本当は制作が間に合っていなかったのかもしれない)
それでティーザーというよりももっと大胆に、
先行して曲が公開されている。
SUPER JUNIOR The 10th Album #1 '사랑이 멎지 않게 (Raining Spell for Love) (Remake ver.)' Live Clip
「Rainint Spell for Love」は、7集に収録されていたもののリメーク。
9人そろって歌い直している。
前にイトゥクが、「イェソンが帰ってきて、僕たちの声に深みが出る」というようなことを言っていたが、
6年前の7集にはカンインとソンミンがいて、今回はイェソンといれかわっている。
バラード曲としてまたステージで歌いたいから、
イェソンバージョンで歌い直したのかなと思う。
SJメンバーが気に入っている曲だ、という風に思おう。
12月半ばには2曲目が公開された。
SUPER JUNIOR The 10th Album #2 ‘Burn The Floor’ Performance Video
これは演出が良くて、ちょっと驚いた。
やるじゃん!と思って。
新しいことをやり続けるのって、世界中の音楽シーンにアンテナを張って、そこからの情報収集との追いかけっこだと思う。
探している間にも、ほかのグループもどんどん新曲を出すし、
こういう目につくアイデアは、やったもの勝ちなところもある。
手にライトをもって踊るというのも、どこかにヒントがあったのだと思うが、
1月のアルバムリリースを待たずに公開したのは、
やっぱり出したもの勝ちということがあるからだろう。
プランナーというのは、いざとなってから考えるのではなくて、
いつも、「いつか出そう」と思っているネタ(抽斗)をいくつも持っているものだ。
正直、これはライブでやったら、暗くてよく見えないだろうなあ、
MV向きだなあと思うけれど、
この先いつまでライブができないかわからないし、
そういう背景を逆手に取ったのかもしれない。
衣装の色も白とグレー(ちょっとグリーンがかったグレー)というのもすてき。
照明のかっこよさと、SJメンバーのかっこよさが、
シンプルな衣装でより引き立てられている。
マンネのキュヒョンも30歳を超え、
年長の二人は数えで39歳になるいま、
大人っぽさとしては最高に旬だと思う今なんだけど、
もう本当にライブができないなんて、まあ本人たちが一番もどかしいでしょうね。