4 Chance

K-POPについて日々思うこと。曲やコンサートの感想。

メッセージソング

Super Junior、ようやくカムバ。

12月の予定が2度?延びて、どうなるのか、何が起きているんだと思ったけれど、

MV公開日の16日をから、毎日スケジュールがびっしりだ。

 

先行公開されてた3曲とは別に、改めて活動曲「House Party」を公開。

 

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SJらしい明るいサウンドだし、今までにもスパショでは必ず一番盛り上がるところで使われてきた

「Rockstar」とか「Super Duper」みたいな曲だなあ、

でもあれは活動曲じゃなかったよなあ、と思いながら聞いていた。

 

3回目くらいに見た時、歌詞の字幕がついていて、「ああ、これか」と思った。

歌詞がまるで、今、コロナ禍を生きる人たちへの応援ソングだ。

 

自由だった時間が止まった

新しく作ったルールを守って、

お互いを守るイカしたマナー

 

確かに「Burn the Floor」は、音楽もダンスもMVも画期的だった。

誰かがそれをやる前に、出す意味はあったんだろう。

(だから最初のスケジュールに合わせて作って、先に出した?)

 

でもそれは今なんだろうか、っていう議論があったかもしれない。

自由に活動できない、外国にも行けない、コンサートも開けない、

今までにない経験を世界中がしている。

この時期だからこそ、出さないといけない曲、メッセージがあるはずだと。

その辺は憶測にすぎないけれど、若いイケイケのグループじゃないからやること、

世界中が知っているグループだからこそ出せること、

それがあるはずだと、考えてもおかしくない。

 

阪神・淡路大震災の直後、SMAPは「がんばりましょう」という曲を歌って、

日本中を元気づけた。

東日本大震災の時も同じだった。

日本中の誰もが知っているグループだからできたことだ。

そのために作られた曲ではなかったけれど、数ある持ち歌の中から選曲された。

 

その後、日本では誰かを応援する曲がたくさん出たが、

K-POPはまだテーマが恋愛に偏っていると思う。

Hip Hop系では、若者の叫びみたいなものもあると思うが、

今この時、世界の人に共通して訴えることができるメッセージとしてはどうなのだろう。

 

MVのメイキングを見ていて、メンバーたちが「振付は簡単。だけど体力的にきつい」と言っていたけれど、

この曲はダンスを見せる曲ではなく、歌詞と元気なSuper Juniorを見せるための曲だということなのだろう。

 

韓国のことだから、この後もこういうのが続いてきそうな気もするが、

どのグループがやってもいいというものでもない。

 

彼らのメッセージを受けて、世界中のiTunesのランキングが好調だ。

コロナ禍が韓国だけとかアジアだけの問題だったら、また違うかもしれないが、

今は世界中に同じ思いをしている人たちがいて、

今はちょっと我慢して、きっとまた会える日を待っていよう、というメッセージを

しっかり受け止めたに違いない。

 

いつか、世の中が普通に戻って、

世界中を不安に陥れたパンデミックを思い出すとき、

この曲が思い出されることもあるかもしれない。