12月5日、映画館でD&Eのディレイ・ビューイングを見ました。
いつもは興奮さめやらぬうちにここに書くのに、
なぜか1週間が経ってしまった。
そういうところも、K-POPと私の生活のリズムがちょっとずつズレてきたのかなあと思うところ。
頻繁にここに感想を挙げてた時は、まあ、次から次へと、いろんな波が押し寄せてきてたけれど、
今は、時々思い出したように、小ぶりの波がくるくらいだから。
コロナ禍が落ち着くのを待つのは、みんなの兵役明けを待っているのより、
なんか目標が定まらない感じで、霧のむこうが見えそうで見えないというか。
映画館では、スクリーンの入り口に長い列ができてて、
私が入ったときにはもう1曲目の「Danger」の中盤だった。
私もそうだけど、こういう「会場」へ行く時の時間の割り振りというか、
どのくらい前に出れば、会場に着くかだけじゃなくて、
飲み物を買って、トイレにも行って、席について明るいうちに身の回りをちゃんとして、さあ見るぞっていう態勢になれるのかっていう時間配分が、うまくできなくなっているような気がする。
この2年の自粛期間で、忘れかけたことの一つだ。
既に収録済みの映像を見る「ディレイ・ビューイング」だから、
やっぱり同じ地球のどこかで、今やっているのを見るというのとは、ちょっと違った感じもする。
前日にも同じ映像を上映していて、多くのファンはそれも見ているんだろうなということもあるけれど、
熱量というか、いつ、どうやって予期せぬことが起きるのかというドキドキ感は、全くない。
よくできた「番組」を見ているような気分だ。
それでも、電車に乗って足を運んで、大画面でほかの人たちと一緒に見るということだけが、家でモニターを見ているのとはちょっと違うけど、
2年間で、モニターに慣れたせいか、スクリーンが自分にちょうどいい角度じゃないのも窮屈だし、途中で食べ物を取りに言ったり、周囲が暗いのも、なんか不便な感じがする。
ゲームのコーナーでは、ライブでハプニングが起きたのと同様に、演出のシンドンが出てきて笑いを取ったり、
たぶんタルゴナづくりも、リハなし、撮り直しなしで収録したんだろうし、それなりにSJの面白さは味わえたのだが、
ライブでの面白さを知っているせいか、やっぱり今ひとつだなあと思ってしまう。
日本に来ることもできない状況で、できる精一杯のことをしてくれたというのはよくわかるんだけど。
(おそらく、FCの会費を取るにあたって、なにがしかの活動をしないといけないって言う契約はあるのだろうけど)
もちろん、こうしている間にも、どんどん年を取り、思うように活動できないもどかしさや、いつまた活動を再開できるだろうかという不安は、彼らの方が強いだろう。
こっちにはその間にまた別の何かを見つけるという選択肢もあるわけだし。
1時間半のディレイ・ビューイングだったが、思いを言葉で伝えてくれるのはありがたいけど、
どっちかというと私は歌って踊るSuper Juniorに飢えているので、もっと曲を披露してくれてもよかったかな~と思う。
ディレイ・ビューイングの開催が決まって、チケットの抽選があったりしているうちに、新たなオミクロン株が登場した。
「コロナ前の状況には戻らない。With コロナでこれからの社会を考えて行かないと行けない」という主張もあるけれど、
画面越しでしか会えないという状況だけは、なんとか自由にライブができる、ライブに行ける状況に戻ってほしいと思う。
そもそも、コロナ前でも、買い物や仕事や教育など、いろんなものがオンライン上の仮想空間で将来的には可能になり、そうなればなるほど、
旅行やライブなど、リアルで体験するものの価値は上がるといわれていたのだ。
予期せぬコロナ禍で、確かにオンラインでできることの領域はとても広くなったが、
リアル世界の未来はどうなってしまうのか。
今度はそっちが予想がつかなくなってしまいそうだ。
3Dで再現されたAIのSuper Juniorをみるのなんて、やだ。